日頃から日本経済新聞を日本経済宗教新聞と呼んでいるが、この新聞に書かれているような理論理屈にそうだそうだとうなづいている方にはもう何を言っても仕方ありません。

宗教とは入信してしまうと盲目になるものです。逆に言うと諸々のしがらみから解放され盲目になるために入信するのが宗教です。だから入信後はもうどうしようもないのです。この世ばなくあの世で暮らしいてるわけです。

トランプやアベちゃんも信者ですから、もう何を言おうが届くことはなく無意味なのですが、もしこれから入信しようかなと思っている方には、もう一度再考をする切っ掛けになればと思います。

資本主義とは流行り風邪のようなものです。
長く続いているように見えてそれほどでもなく、人類史から見るとつい最近の流行り病です。
これに感染するとお金が欲しくて欲しくてたまらなくなります。

お金という麻薬の禁断症状の発作を起こすと、どのような手段を使っても金を追い求めるようになります。
人生の目的には色々あるでしょうが、この症状の発作が起きるとお金を集めることがその目的になります。
お金をどう使うのではなく、お金が欲しいのです。
そうやって一生かけて集めたお金は何の役にも立たないオモチャのコレクションのように有効に使われることもなくゴミとして残したままこの世を去るわけです。
これが資本主義者の成れの果てです。


人生で一番大切なのは時間です。
この時間という概念が生まれたからこそ、人はその空間でもがくことになりました。

現在、株や証券の取引は1億分の1秒単位以下で行われています。
1億分の1秒単位で売り買いをして極小さな利鞘を物乞い回数実行して莫大な利益を稼いでいるわけです。
個人投資家がやってるゲーム感覚のお遊びのレベルではないのです。
もちろんその売り買いを人が判断して実行することは不可能です。
実際はスパコン並みのコンピュータと超高速ネットワークで実行されています。
そのプログラム書いたのは人ですが、ベースとなる情報ソースやその関連性のネットワークはもはや誰の意図でもなくカオス的なものでしょう。

はたしてその1億分の1秒単位の売買行為に意味があるのか?
私にはまるで電柱から電線を引き込んで電気を盗む盗電の仕組みにしか見えません。
実際そうやて世の中の益は一部の組織に吸い上げられています。

おそらく今後コンピュータは益々発展し、光速に近いネットワークと相まってさらに微分化されることでしょう。つまり窃盗団の手口は益々凶悪化することになります。

そんな1億分の1秒の世界に、株価買い支えのため公的年金を注ぎ込み、木端微塵に微分化されて7~9月期の運用損だけで10兆円近い損失を出して、今もなお損失のを出し続けています。アホノミクス or アベノリスクとしか言いようのない危険な状態です。10兆円というと国民一人あたり10万円になりますが、10万円分の宝くじを買いますか?・・・アホです。

根本は飽和する経済成長の中、いつまでもバブルの仕組みを膨らまし続けようという、スケベ心たっぷりな信者の病からなるものです。


日本の人口は減り続けています。
地方の人口はさらに急激に減り続け一気に高齢化が加速しています。
そんな生命活動の衰退時期に、地方創生?なんてアホなことはないのです。
モータリゼーションの時代は終わったのです。

物は既に有り余るほどあります。
例えば冷蔵庫、耐久資材である冷蔵庫はそんなに滅多に買い替えることはありません。
基本、温度を下げて細菌や微生物の活動を押さえ、食料を長期間保存することが目的ですが、その基本的な機能はほぼ不変です。霜取りとか、湿度調整とか、抗菌とか、どうでもいいのです。そんな機能を求めているはメーカーだけです。

さらに最近では、loT(モノのインターネット)なんて囃し立てて、冷蔵庫にモニターを括り付けて中身の管理をネットワークを結んでやりましょう!なんてやってるようですが、そんなことをやってるからこそ潰れるのだと指摘しておきます。

飽和なんです。
その事実を受け止める必要があります。
生命活動が低下している中で、経済活動や物の利用だけが伸び続けるわけがありません。

この世の中で冷蔵庫なんて3種類もあれば十分でしょう。大中小です。
あとは女性陣を納得させるための見てくれの色を数種類選択できれば何の不自由もありません。

何故アップルが成長できたのか? 理由は1つ、シンプルです。
いくつもバージョンを作らず、1つに絞ったことが成功した最大の要因でしょう。

日本の電機業界が廃れた要因はカタログスペックの比較販売による日本独特の貧乏人根性でしょう。付加価値やバリエーションという言葉のマジックに囚われた結果です。
本気の本物を1つだけ作る。これがモノづくりの職人の基本です。

誰も望んでいないものを作り続ければ潰れるは当然です。
物の飽和からの脱却が今の社会に一番必要な対策かもしれません。

社会主義的に必要最低限の物資を分配すればよいというわけではありませんが、ある程度の自然淘汰による穏やかな進化が起こる程度の多様性だけを確保すれば安定的で安全でしょう。
そうすることで社会はもっとシンプルに効率的になるはずです。
まさに地球温暖化祭りにもピッタリなテーマだと思います。

そんな中で、まだまだ日本はグローバルに成長をし続けるのだと頑張る姿が滑稽に見えわけです。グローバル化なんて言い換えれば地元で食えないものが外に出て飯を食う単なる出稼ぎと同じです。
もっと露骨に言えば略奪です。だからこそ衝突や紛争が起こるわけです。
隣国との武力バランスやテロ対策なんてやってるのはそのためです。
人はもっと謹んで生きるべきです。

先日MITのScratchでプログラムしたRTS(Real Time Simulation)はそれを計算式で表したものです。いずれ枯渇する資源の中でもがく虚しさを表現したもので、もし同じフィールドに別グループを置けば資源争奪の戦争になります。これは計算式でも簡単に表せます。

資源は有限なり、MIT ScratchでRTSを作る
http://blogs.yahoo.co.jp/kai_yamamoto/64177156.html
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限られた人生の時間をより充実して過ごしたいという思いは誰も同じでしょう。
その充実感を何をもって感じるかということです。

コレクターで終わる人生なんてつまらないでしょう。
生きている実感を味わえる日々を送るために必要なことを考えましょう。

きっとそれはそんなお金がかかることでないと思います。
つまり自分でできる範囲の事だと思います。
それを楽しんでください。それが皆の幸せにも繋がると思います。

そんなことで私は世界平和のためにゴミ工作をやってるわけです。
寒くてちっとも進まないのですが・・・