人間社会には日本語や英語、フランス語とったいように様々な言語がありますが、コンピュータの世界にも沢山の言語があって言語によって機能や用途も変わってきます。
プログラム言語の習得はなかなか難しいものですが、初心者でも簡単に扱えるブロック型プログラム・ツールの「Scratch」をご紹介します。


ScratchはMITメディアラボが開発した学習型のプログラム・ツールで、無償で誰でも利用できます。
以前Androidの開発環境として紹介したものと同系列のもので、色々ある派生の一つです。

超簡単!スマホのアプリを自作しよう。「App InventorでTwitterアプリを作る」
http://blogs.yahoo.co.jp/kai_yamamoto/63839890.html

子供向けに設計されていて、言語というよりはレゴブロックのような感じで機能別のブロックを繋げていくだけです。ブロックを繋げると、すぐさまインタラクティブに結果が反応するので動きが確認しやすくなっています。

イメージ 1

画像や音声といったメディアが簡単に扱えるように工夫されています。
あらかじめ素材となるキャラクターや効果音も用意されているのでイメージも膨らみやすいと思います。
簡単なゲームなんかを作ることができます。

何よりブラウザだけで動作するので、特別な開発環境を用意する必要はありません。
プログラムもネットに保存できて、それを共有できるようになっています。

他の人が作ったゲームのプログラムを参考に、それを少し変更してオリジナルのゲームを作ったりもできます。
ただ、あまりにも簡単な機能しか用意されていないので、凝ったことをしようとすると逆に難しくなります。

ちょっと簡単な例題を作ってみました。
緑のフラッグをクリックするとゲームがスタートします。
「中を見る」をクリックするとプログラムが見れます。

昔懐かしいブロック崩しです。
面クリアするとボールが一つ足されます。


シューティングゲームの途中です。
敵機が微妙な距離感を保つベクトル計算のテストです。


ピンボールというより簡単な2次元の物理エンジンっぽい作りです。
反射する時のアングル計算が若干難しかったりします。


Scratchなら小学生の低学年でもチャレンジできると思います。
簡単なものでも自分の思い通りにコンピュータが動くのは楽しいものです。
是非、チャレンジしてみてください。