3Dプリンタについては先日噛みついたところですが、
オモチャのピストルを作って逮捕されたバカがいたようです。

しかし、あの程度で逮捕にされるのなら、
鉄パイプと金槌を一緒に保管しているだけで逮捕される可能性があるんじゃないかと思います。

軟弱なABS樹脂を溶かして作るような安価な3Dプリンタはプラスチックのオモチャしか作れません。
あれで発射するには相当な勇気がいると思います。
下手すると自分の腕が吹っ飛びます。

何も知らない一般人は簡単に3Dプリンタでピストルが作ると勘違いしそうですが、
例えばナイフのサヤを作ったら銃刀法違反でしょうか?

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そう、刃物がなければただの木箱です。
問題なのはプラスチックのピストルじゃなくて銃弾を持っているかで、弾がなければ単なるオモチャです。

逆に銃弾があればハンマーで叩くだけで弾は発射されます。
ピストルなんてものはパイプとハンマーだけの単純な構造体です。


今回の事件はおそらくは見せしめでしょうが、
3Dプリンタの販売キャンペーンでもあることは間違いありません。

最も効果的な宣伝方法とは、ニュースバリューを作り出してメディアに報道してるもらうことです。
しかも無料で絶大な効果を発揮します。

3Dプリンタについては米国でも業界あげてこれから売り出そうとしています。
日本でも成長産業の一つに位置付けされています。

ただ内容的は前回のとおり、長い目で見ると技術の退化に繋がる可能性があります。
目先の商売に走った粗悪なモノづくりに未来はないでしょう。


最近は何もかもオコチャマ化が進んでいるようで、どうにもこうにも残念な状態です。
こんなことでバカ騒ぎしている世間もどうかしていると思います。

ゆとりでしょうか? ヤレヤレな世代ですね。