もう何日こんなことをしてるんでしょう。
毎晩、写経のように淡々と紙の家を建てています。

1cm角ほどのちっちゃな家ですが、けっこう手間がかかります。
まず、展開図をよく眺め、立体像を想像します。
どのラインカットすればよいのかよく観察します。

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このサイズです。細かなラインは肉眼では見えません。
ノリシロは使えません。あまりにも小さ過ぎるため紙の厚みで形が変わってしまいます。
老眼鏡(1.5)で虫眼鏡を覗きこんでの作業です。
普通のカッターはデカ過ぎて使えません。
デザインカッターでオンラインを慎重にカットします。

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カットが終わると紙の縁を筆ペンで墨入します。
これをやっておかないと紙の白地が表に出て残念なことになります。
一手間かけるとグッと締まったモデルになります。

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仮組みをしてみます。
折り目は予め薄く切れ目を入れておきます。
これをやっておかないとこのサイズの折り紙は不可能です。

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ノリシロはありませんので紙の厚みだけでボンド着けします。
折り目が白く目立つので折り目も全て墨入をします。

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出来上がりはこんな感じです。
これを所定の場所に接着すれば一軒完成です。

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こんな感じで街を作っていきます。
一軒たりと同じ形の家がないのが凄いです。

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プチって潰したくなる気持ちを抑え、心を無にして・・・
模型道を極めるには精神の鍛錬が必要です。

深いわー