スターリングエンジンを動かすための最大のポイントは気密性です。

このエンジンは一般的なガソリンエンジンの内燃機関と違い爆発を伴いません。
強力な爆発を伴うエンジンは少々漏れてても力技で動きますが、スターリングはシリンダ内の空気の極小さな気圧の変化を利用して動く仕組みです。ですから空気の漏れがあると致命的なのです。

もちろん厳密な密閉空間ではピストンも動作することができません。
ある程度の極小さな隙間はしかたないのですが、大きく漏れているとパンクしたタイヤのように役に立たないのです。出来るだけ空気が漏れにくい丁寧な工作が必要です。

今回は空き缶工作なので適当なのですが・・・
「ディスプレーサ」の軸受部分が一番空気漏れを起こす箇所になります。
出来るだけピッタリでスルスルと動作する軸と軸受になりそうなものを身の回りで探してみてください。

今回は硬質なプラスチックのパイプとピッタリなネジ棒を見つけました。
昔のラジコンの残骸ですが、ゼムクリップなんかも使えるかと思います。

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接着にはゴム系ボンドを使います。
100均に売ってるボンドで十分です。万能ボンドらしいです。(笑)
アルミ缶にもよく接着しますし、気密を保つためにも効果的です。

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パワーピストは空き缶の切れ端を丸めて筒を作りました。
位置的にはこんな感じ・・・適当に目分量です。(笑)

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組み立てるとこんな感じです。

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To Be Continued...