その昔、パソコン通信の草の根ネットは、ハム無線に近い極一部のマニアどおしの密かな楽しみでした。
今時のオコチャマが生まれる前のお話です。

その後、日本でインターネットが繋がりだした頃、一般の方はブラウザの前に、プロトコルのインストールで挫けたことでしょう。
その頃のインターネットは理系のマニアックな世界で、文系の方は一歩たりとも立ち入ることのない存在自体を否定する世界でした。


当初はニュースサイトやメールだけだったネットの世界にHTMLが表れ、文字だけでなく写真も表示できる画期的なビジュアルな時代がやってきました。

ピーギャ~♪っとアナログ回線の音声から、チラチラとゆっくり表れる写真に興奮したのは言うまでもありません。
インターネットが下半身の推進力得た瞬間でした。(笑)

その後、瞬く間に日本でインターネットが広がりました。
さすが日本人!(爆)


HPが全盛な時代、HTMLが何たるか理解不能な方は読み手になるだけでした。
そんな中、HTMLが理解不能な文系の方にもHPっぽいものが書けるブログが流行りはじめました。

文字を書き出すと文系の天国、理系の出る幕はなくなるのです。
一方ではインターラクティブなFlashでビジュアル系な美術部の方にも光が当たり始めた頃でした。

しかしそのブログも早いもの勝ちの原理で一極集中のつまらないものになりつつありました。
そんなブログ乗り遅れ組みがTwitterに流れ、Facebookに流れフォロワーの数を競って喜んでいるわけです。

SNSは社交的な情報交換の場と表現されますが、実はそれは逆で、
どちらかというとネット上の雑音を封じ込める役割だとも言えます。

「今日は???のお店で???のご飯を食べたら凄く美味しかったよ」
そんな主観的で一時的な情報はどうでも良いわけで、SNS内でクローズにやっていてくれれば良いわけです。


パソコン通信の時代からずっとネットをやり続けて20年強、人恋しいんでしょうか?
あんなオタクな世界がこれほど受け入れられるとは思ってもいませんでした。
その前にコンピュータがこれほど一般化することも想像していませんでしたが・・・

いや、まだまだ一部の人のマスターベーションかもしれません。
近所のジジ・ババ達は、おそらく一度もパソコンやネットなんて意識したことすらないでしょう。
死ぬまで関係のないものだとすると、この世に存在しないも同然です。


そんな中、密かに水面下でスタートしていた「Google+」が一般向けにお店がオープンしました。
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http://www.google.com/intl/ja/+/learnmore/

少し前からテスト的に使っていますが、既にフォロワー獲得合戦になってるような・・・
つまらん文化です。

SNSはブログとは全く別物で、クローズな情報交換の場です。
一般の方向けに情報発信したいのならブログが一番でしょうね。

Google+も、いつもの名前で出ています。
「Time Tripper」またよろしく!