次の目的地はアメリカの首都、ワシントンD.C.でした。
ニューヨークからワシントンまでアムトラックでの移動です。

アメリカと言えば開拓時代の花形乗り物は鉄道だったはずですが、
航空網が発達した現在、鉄道はボロボロ状態でした。

確かにアメリカは広いのです。
地面の上を転がっている場合じゃないのかもしれませんが、ここまでアバウトな運行とは・・・

まず何時に出発するか適当です。
もちろん何時に着くかもアバウトです。
さらに何番線から発車するのかも直前にならないと分かりません。

日本の鉄道じゃ考えられないことですが、これがニューヨーク、ワシントン間という、日本だと東京、新大阪間みたいなドル箱列車ですらこんな有様です。
実際に乗ってみて、何でこんなにアバウトなのか納得しました。

まず、線路が適当です。
単に地面にジャリを盛っただけみたいな箇所が数多く見受けられました。
線路の囲いも無い所も多く線路脇はゴミだらけです。
これじゃ何か障害物が落ちていても不思議じゃありません。
おりしも梅雨前線が停滞しており、ボルティモアの辺りは大雨で冠水していたのですが、線路は川のようでした。

それに駅が汚い。
さすがにワシントンは綺麗でしたが、途中の駅はボロボロなところもありました。
管理しようという意気込みが感じられませんね。

まー私鉄が倒産したのを回収して作ったアムトラックですから、元々の経営体質がダメダメなんでしょうが・・・

鉄道の良さは航空機より手軽に安全で正確、さらにエネルギー効率が良い乗り物だと思います。
アメリカの車社会の不効率性からして、もっと鉄道網を充実させるべきだと思いますが、何をしても適当で大雑把なアメリカ人には緻密な鉄道運行管理は無理なんでしょうかねー

カリフォルニアのシュアちゃんは、日本に農産物持って新幹線を買いに来たようですが、売る気はあっても買う気はなさそうですね。(笑)

といった感想をもったアムトラックですが、電車の旅に出かけましょう。


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