ノルマの3回目です。
今回は本格的にパソコンと接続して遊んじゃいましょう。

この辺りから大人の科学というよりは、オタクの香り漂うCQ出版社「トランジスタ技術」のような世界になってきます。
まずソフトのインストールです。

ソフトには「IDE」というプログラムを書いたりジャパニーノに転送したりするコンソールと、ジャパニーノのUSBドライバーの2つが必要です。
IDEはダウンロードして解凍するだけですが、USBドライバーは英文サイトからパソコンのOSに合ったものをチョイスしてインストールする必要があります。

もちろんインストール画面は全て英文です。
おそらく小学生のオコチャマはこの時点でドン引きになると思います。
またシリアルポートの確認や設定の概念は素人には厳しいかもしれません。

詳細は下記から・・・
http://otonanokagaku.net/japanino/

と言っても普通の大人なら、たぶん大丈夫だと思います。たぶん・・・
無事にインストールが済めば、あとはバカチョンで突き刺すだけです。


まずはP.O.V.のテストです。
ソースをカットペで貼り付けてコンパイルして転送するだけです。
実際にはボタンを2ヶ所押すだけです。

結果は想定どおり「I○U」の表示がされました。(○はハートマーク)
この辺の動画はYoutubeにもアップされていましたので詳細の解説はカットします。

大人の科学マガジン Vol.27 Japanino
http://www.youtube.com/watch?v=sPtY9HJKBPY


リンクページにある実験プログラムをしばらく眺めていると、なんとなくスケッチの構造が見えてきます。
ぱっと見は難しそうですが、実は驚くほど単純です。
setupに設定類を書いて、メインプログラムはloopに書くだけです。

さらに外部機器をコントロールするための様々な部品プログラムが用意されています。
その中でも特に気になったのが「Servo.h」です。
サーボのエッチな使い方プログラムというわけではありません。
あしからず・・・

早速、書いてみたのはコレです。

イメージ 1

実質たったの11行です。
これだけでちゃんとサーボをコントロールできるのです。

しかもサーボはジャパニーノに直結するだけです。
接続はケーブルをくくったりする針金を適当にカットしてブス♪ブス♪ブス♪と刺しただけです。
刺したのはこの3箇所です。(+5V,GND,D9)

イメージ 2


では実際に動かしてみましょう!


あっけなく動いてくれました。
一度プログラムを転送して動作確認が出来たらパソコンから切り離して、電池ボックスを接続すると同じ動作を繰り返します。
つまりスタンドアローンで動いてくれるわけです。

一応プログラムの解説しておくと、こんな感じです。
#include <Servo.h> //Servo.hをインクルードしておく(サーボをコントロールする部品プログラム)

Servo servo1 ; //サーボオブジェクトを宣言する

void setup() {
  servo1.attach(9) ; //サーボのコントロールピンをD9ピンとする
}

void loop() {
  for(int i=45; i<135; i++){ //ループ文で45度から135度を繰り返す(90度がセンター)
    servo1.write(i) ; //サーボに信号を送る
    delay(5); //調整用タイマー
  }
}
Servo.hが用意されているおかげで、こんなに簡単にプログラムできるわけです。
もちろん少し書き足せば複数のサーボもコントロール出来ます。
これで何となくラジコン族にも使える感じがしてきました。

まだ入力系は触っていませんが、もうほとんど満足しちゃっています。

問題はこれからです。
さて、何を作るか?