昨晩、身辺整理をしていましたら懐かしいものが出てきました。
「TOMY MEMONI」です。

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かなり昔、オモチャのロボットをコレクションしていた時のものです。
発売時の値段は2万円弱もする超高級オモチャロボットでした。
もちろん私がゲットした時は10分の1くらいに値下がりした後ですが・・・

このロボットはおしゃべりロボットで、かなり自然な会話が出来ます。
というかうまく誘導されるようにストーリーが組み上がっています。
性別や年齢、職業や趣味によって会話が展開するように仕組まれています。
この点は非常によく出来ています。

内蔵単語辞書 約20000語
文章自動生成 約20億通り
記憶ワード 約3000語


インプレ記事(動画あり)
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20011101/toy41.htm

しかし、どうしようもないのは、このデザインです。
どこをどう考えればこんなデザインを発想できるのか・・・
このデザインでGOを出した開発者の苦悩が伺えます。

背面にはPS2のようなインターフェースがあります。
当初のアナウンスでは、このインターフェースに外部の周辺機器を接続する構想もありました。
また、ソフトは背面のロムカセットになっていて変更も可能な構造です。
しかし全く売れなかったので、その後の拡張はされることがありませんでした。

もう一つ気になるのは頭のタンコブです。
色合いからしてこの部分に赤外線の通信ポートがあるのかと推測します。

久々に通電してみましたら正常に動作するようです。
では分解してみましょう。

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おそらく世界初メモニの内部画像です。
・・・売れてませんので

メインの基盤はコンピュータそのものです。
音声合成のチップもあるのでしょうが、どれか不明です。

問題のタンコブですが、空っぽです。
・・・やられたー
おそらく途中で仕様変更されたんでしょうね。
機能とデザインがアンバランスのまま市場に見切り発車されたようです。

もし今時ならネットに接続して会話ストーリーの拡張や辞書機能の充実が図れたのに、
早過ぎた商品でしたね。残念です。

改造するのは手強そうです。
これを解析してハックしてる人はいるんでしょうか?

さてどうするか?