本日は科学の時間です。
キン♪コン♪カン♪コン♪~ 「起立、礼、着席」

普通のエンジンの燃料は、ガソリンとか軽油とか灯油などの石油が主に使われています。
最近は鍋料理によく使うカセットボンベで動く小型耕運機や草刈機などもあります。

エコビジネスが盛んなご時勢ですから、色々と目先を変えた商品が出てきていますが、
昔から夢の燃料とされてきた「水」を使ったエンジンは意外と簡単に作れるようです。

水の元素記号はH2Oなんて習いましたし、科学の実験で水の電気分解なんてやったと思います。
学校実験ではガラス管に小さな火をつけるか、ガスをビーカーにとってポン♪と小さな爆発実験をさせる程度だったと思いますが、少し大きめな装置でガスを発生させると小型のエンジンなら簡単に動くようです。

現実感のある、出来るだけチープなものを選んでみました。

イメージ 1

Water Powered Bike (See Part 2 & WFC Fundamentals)
http://www.youtube.com/watch?v=TT-HqgEmG2k

イメージ 2

hho standalone fuel supply 3
http://www.youtube.com/watch?v=S3JAAY2mEa0

イメージ 3

HHO Cell hydrogen 誰にでも出来る自家発水素
http://www.youtube.com/watch?v=2fhgwtYGY-s

どれもかなりチープですが、見事にエンジンが動いています。
水素パワーは凄いものですねー
しかも排気のほとんどは水ですからCO2削減でクリーンです。

もちろん上記以外にもっと本格的な商品も沢山あります。
「Water Powered」とか「Hydrogen」とか「HHO generator」とか色々な呼び方がされているようです。
一部ガスを添加して燃費を向上させるといった現実的なものもありました。

・ ・ ・ ・

しかし、これって本当に効率が良いのか疑問もあります。
まずバッテリーで水を電気分解して水素ガスを取り出しますが、そのガスでエンジンを回すのと、直接バッテリーでモーターを回すのはどちらが効率的なのか?
どうも電気分解したところでロスが大きい様な気もします。

逆に、媒体に水という燃料を使いますから、その分のエネルギーは合算されることになるので、直接電力だけを使うよりもパワーが増しそうな気もします。
こんな動きになると思います。

1.バッテリーでガスを発生させる。
2.ガスでエンジンを回す。
3.エンジンで発電してガスを発生させる。
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もし与えた電力より大きな力が取り出せたら永久機関じゃないの?と思えますがそうじゃないですね。
バッテリーと水は確実に消費されます。
ただ水は砂漠のど真ん中でない限り簡単に手に入りますので燃料の心配はなさそうです。

ガスでエンジンを回すということは、既存の技術ベースでよいので、回生ブレーキのようなトラブルも起こさないと思います。おそらくロシアの車でも動くと思います。(笑)
何よりイメージで商売出来るご時勢ですから、環境面をアピールすれば売れるんじゃないでしょうか?

ポイントはガスを発生させるジェネレーターですね。
これの効率化に取り組めは億万長者、いや一国の主も夢じゃありません。

キアヌリーブス主演の「チェーン・リアクション」のように、ある特定の音波の共振が有効かもしれません。
あの超音波加湿器と組み合わせると効率化が図れるかも・・・

でもあんまり凄いものを開発すると映画のように刺客に狙われるかもしれません。
まずはお手ごろなオコチャマの実験から初めるのがいいかもしれませんね。

空のペットボトル1本あれば実験は始められます。
いかがでしょうか?