世間ではスパコンの予算がどうのこうのと騒いでいますが、
私的には世界最速のスパコンより魅力的に思っている計算機があります。
機械式計算機です。

機械式という言葉の響きがまずビビっときますが、
おそらく多くの若人は機械式計算機なんて知らないと思います。
私も一度だけ実物を見たことがあるだけです。

システム屋の端くれとして計算機には何かと愛着があるのですが、
機械式計算機はいつか制覇してみたいジャンルの一つなんです。


まず予備知識として機械式計算機の基礎講座です。
ネット上には様々な解説ページがありますが、手っ取り早くは下記のビデオが分かりやすいです。

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タイガー計算機 "tiger" calculator / odhner type
http://www.youtube.com/watch?v=Ct9EP2fnSiw

このタイプの手回し式タイガー計算機はヤフオクで1~2万円程度で取引されているようです。
機能的には魅力的ですが、デザインがねー・・・編み機みたい。


で、今回ご紹介するのが「クルタ計算機」です。
名前が「クルタ」ってと引っ掛かりそうですが、狂っているわけではありません。

一見カメラレンズか釣りのリールのようにも見えますが、非常にコンパクトな手回し式の計算機になっています。
まずはどんな動きをするものかご覧下さい。

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Curta mechanical calculator
http://www.youtube.com/watch?v=5pD8OztX3Nw

中身はどうなっているのか興味深いところですが、分かりやすくCGで解説したビデオです。

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YACS - Yet Another Curta Simulator. A Guided Tour
http://www.youtube.com/watch?v=DXQzAjLaiCU


「CURTA Calculator」情報としてオススメはこちらのページです。
色々な機種や構造が詳しく紹介されています。

The CURTA Calculator Page
http://www.vcalc.net/cu.htm


これはいい!、これだと電池切れの心配はない。エコだ!
(ソーラー電卓もですが)

何より、このコンパクトでメカニカルなデザインが何ともそそるのです。
一桁づつ頑張って計算している姿が勇ましくカッコイイのです。
(何で勇ましいのか?)

んーほしい。絶対にほしい。
しかし、現在の流通価格は$1000ですかー、絶対ムリです。
(買ってどうする?)

原理はそれほど難しくはありません。
今流の工作技術なら腕時計程の物も作れるんでしょうね。
キーホルダー型の手回し計算機なんてのもいいなー
ゼンマイ式の計算機とか、スチーム式とか、4サイクルエンジン付とか、V8とかもいいかも・・・夢は広がる。
(アホか?)

この計算機を携帯出来れば実用性もきっとある、はず?
(携帯電話に高度な計算機能はある)

作るか?
(何で?)