人類の歴史保存として決定的に欠落していたことは、三次元で像を残すことをしてこなかったことです。
これ前々からまずいんじゃないのか?と密かに思っていました。

分かりやすくいえばカラー写真の前は白黒写真ですが、色が歴史上欠落していました。
白黒写真も無い前の時代は、手書きで模写した絵しかありませんからね。

この3D機能、何も新しい技術ではなく昔から立体写真(ステレオ写真)はありました。
が、どうも今一普及しなかったのです。
問題は立体像を再現するための装置が未熟だったからというのもあるかと思います。

その間撮られた大半の写真は三次元情報でない二次元情報だけなのです。
たった一次元の差ですが、後々の歴史認識で大きな差になってくると思うわけです。

もちろん動画の撮影が始まってからは時間軸が足されているので、ある意味三次元ともいえますが・・・
このカメラは動画も3D撮影できるようなので、四次元を記録できる装置ともいえますねー


さらに面白いのは、レンズが2つという特長を生かして、シャッターを切る時に左右違うアレンジが出来る機能も搭載しているようです。
例えば「テレ/ワイド同時撮り」や「高/低感度同時撮り」なんか面白いかもしれません。

同時に違う視点で像を記録出来るのは案外凄いことかもしれません。
例えば映画マトリックスで有名になった「タイムスライス」なんてまさにそれですが、あの不思議な空間に近いものがあるように思えます。

かなり昔に撮影と同時に三次元の距離情報も記録できるデジタイザーカメラがありましたが、とても個人で買えるような値段ではありませんでした。
このカメラは3D撮影といっても2枚の写真を同時に撮ることしか出来ませんが値段的にはかなり庶民的だと思います。

先日から愛用の「FinePix1700Z」が調子が悪いので、思い切ってこれに買い換えるってのもいいかもと思うんですが・・・そこから先が長そうです・・・
まーとりあえず8月8日の発売日には電気屋に散歩でもしようかと思います。


YouTubeやflickrは世界同時記録の歴史書を作成することに意義があるんだと思うのですが、
さらに進化させて人類はもっと三次元の情報を後世のために残すべきだと思うのです。
そうすればいずれ近い将来ブレードランナーような写真の世界を再現出来る装置が作れるかもしれませんね。

まー何でもいいから新しいデジカメがほしいだけなんですが・・・