まず、現在の進行状況です。
転倒防止に足を前に伸ばしてみました。

ゼムグリップの足は適度なショック付きで乗り心地は良さそうです。
直進性を確保するのに少しトーインを付けています。
これかなり効果的です。
何度か全速力試走しましたが、全くの無風では離陸には至りませんでした。
少し向かい風が必要なようです。
風待ちです。
少し向かい風が必要なようです。
風待ちです。
未だはっきりと離陸してくれない我が家のアデランス君ですが、オートジャイロついて色々と考察してみました。
オートジャイロの実機としの歴史は、1923年にシェルバが初飛行を成功させていますが、その後の実用機としての歴史は短く、すぐにヘリコプターにその座を譲っています。
オートジャイロの発展版が現在のヘリであり、その開発のために様々な実験データを提供した功績はありますが、歴史上消え去ってしまった訳もあるわけです。
【オートジャイロの特徴】
◆比較的単距離で離発着出来る。
ローターを駆動するヘリに近いタイプはジャンプ離陸できるものもありますが、通常は機体を前進させることで生まれる相対的な気流を利用してローターを回転させ離陸します。
大型の模型オートジャイロ機になると自力だけでは必要な気流を作り出せないため風がなければうまく離陸できないものもあります。
つまり短距離離陸にも条件があるということになります。またヘリのように垂直に離発着は基本的にはできません。(気象条件や機体構造により可能)
うちのアデランスも自力だけではローター回転は上がりません。風命です。
ローターを駆動するヘリに近いタイプはジャンプ離陸できるものもありますが、通常は機体を前進させることで生まれる相対的な気流を利用してローターを回転させ離陸します。
大型の模型オートジャイロ機になると自力だけでは必要な気流を作り出せないため風がなければうまく離陸できないものもあります。
つまり短距離離陸にも条件があるということになります。またヘリのように垂直に離発着は基本的にはできません。(気象条件や機体構造により可能)
うちのアデランスも自力だけではローター回転は上がりません。風命です。
◆構造が単純
ヘリや固定翼機に比べて構造が非常にシンプルです。
よってコンパクトで軽量化が出来るのが最大のメリットといえます。
構造も単純なので現状は個人向けのスポーツフライト機などで生き残っているわけです。
ヘリや固定翼機に比べて構造が非常にシンプルです。
よってコンパクトで軽量化が出来るのが最大のメリットといえます。
構造も単純なので現状は個人向けのスポーツフライト機などで生き残っているわけです。
◆速度が遅い
ジャイロのローターはパラシュートの一種といえます。
つまりモーターパラグライダー=オートジャイロとも言えますが、パラグライダーに比べて剛体構造なため多少高速に飛行できます。
しかし元々パラシュートを広げているようなものでその速度にも限界があります。
固定翼機には到底及びませんしヘリにも勝てないのです。
ジャイロのローターはパラシュートの一種といえます。
つまりモーターパラグライダー=オートジャイロとも言えますが、パラグライダーに比べて剛体構造なため多少高速に飛行できます。
しかし元々パラシュートを広げているようなものでその速度にも限界があります。
固定翼機には到底及びませんしヘリにも勝てないのです。
◆安全性
パラシュート効果により飛行時は比較的安定性があります。
しかしローターの故障などメカトラブルでは瞬殺となりますので、安全性は高いとは言えません。
パラシュート効果により飛行時は比較的安定性があります。
しかしローターの故障などメカトラブルでは瞬殺となりますので、安全性は高いとは言えません。
◆経済性
普及しなかった原因はこれに尽きます。とにかくエネルギー効率が悪いといえます。
固定翼の飛行機に比べて効率が悪いのは一目で分かりますが、ヘリに比べてもトータルすると効率的とは言えません。
オートジャイロの推進力はローター回転にも利用されていますので、たとえ非連動でも大量のエネルギーがローターを回すのに費やされています。
さらにヘリであればローターを前傾させ前進力に利用しますが、オートジャイロは常に傘を広げた状態でブレーキをかけ続けているわけですから、効率が良い訳がないのです。
普及しなかった原因はこれに尽きます。とにかくエネルギー効率が悪いといえます。
固定翼の飛行機に比べて効率が悪いのは一目で分かりますが、ヘリに比べてもトータルすると効率的とは言えません。
オートジャイロの推進力はローター回転にも利用されていますので、たとえ非連動でも大量のエネルギーがローターを回すのに費やされています。
さらにヘリであればローターを前傾させ前進力に利用しますが、オートジャイロは常に傘を広げた状態でブレーキをかけ続けているわけですから、効率が良い訳がないのです。
つまり一言で言うと「飛ぶのには効率が悪い飛行機」ということです。
自然淘汰が大原則の自然界で最も致命的な問題点といえます。
カイトプレーンのようなものの方がよっぽど効率的なのです。
自然淘汰が大原則の自然界で最も致命的な問題点といえます。
カイトプレーンのようなものの方がよっぽど効率的なのです。
じゃ作っても意味がないじゃない?となってしまうのですが、もう一つ気になっているのが動力を必要としない「ジャイロ・グライダー(gyro-glider)」です。

Focke Achgelis Fa 330 Bachstelze
http://www.youtube.com/watch?v=eEVfBAeuBt8
当時、潜水艦に搭載された偵察用ジャイロ・グライダーですね。

High Altitude Windpower Rotor - Tehachapi
http://www.youtube.com/watch?v=QndvFtdPfcM
ジャイロ・グライダーを利用した風力発電機のようです。
ジャイロ・グライダーも既に歴史上から消え去っていますが、凧タイプのジャイロ・グライダーではなくスロープ向けのジャイロ・グライダーが作れないのかと思っています。
紐の無い重力と風を利用したジャイロ・グライダーが作れたら楽しいでしょうね。
特にコンパクトというのがポイントです。つまり折り畳みグライダーを目指したいわけです。
そうするとチャリンコ移動も楽ですからね・・・
特にコンパクトというのがポイントです。つまり折り畳みグライダーを目指したいわけです。
そうするとチャリンコ移動も楽ですからね・・・
扇子グライダーは実現するのか?・・・落下するだけか?