昨日ブログに書いた学研のマイコン関連ですが、まだ発売まで3ヶ月程ありますが色々勝手にその内容を推測してみました。
コメントにも書きましたが、この4ビットマイコンは学研が以前販売していた電子ブロック「FX-マイコンR-165」のマイコンそのものではないかと思います。
全体的な機能的デザインは同じようですし、コンテンツや生産コストも考慮するとこれの焼き直しと見るのが順当です。
全体的な機能的デザインは同じようですし、コンテンツや生産コストも考慮するとこれの焼き直しと見るのが順当です。
それにスピーカーと電池ボックスを付加しているのだと思います。
となると、この4ビットマイコン出来ることはFXマイコンと同じであると推測されます。
実は「FX-マイコンR-165」は我が家にあります。
となると、この4ビットマイコン出来ることはFXマイコンと同じであると推測されます。
実は「FX-マイコンR-165」は我が家にあります。

今のリバイバル電子ブロックシリーズが発売される前に、何故か急に電子ブロック熱が上がった時期がありオークションで手に入れたものです。
さらに他にもう1つ当時モノの電子ブロックも持っています。(汗)
この手の商品は今となってはノスタルジア以外の価値は殆どありませんが、当時としては非常によく出来た玩具で時代にマッチした商品だった思います。ただ値段が当時としてはかなり高額で、良い所の坊ちゃんしか買ってもらえなかった代物です。
当然私は買ってもらえなかった派で、雑誌の広告なんかを指を咥えて眺めていたわけです。
おかげでこの年になってオークションに走ったというしだいです。
おかげでこの年になってオークションに走ったというしだいです。
学研の大人の科学マガジンは「昔少年=今オヤジ」を対象にした書籍ですが、基本的に一貫しているポリシーは過去の焼き直です。だからこそ昔どこかで見たような懐かしいコンテンツとなっているわけですが、逆にコンテンツ作りにコストがあまりかからないのがミソです。
そういう意味で中々よく出来たビジネスモデルです。
そういう意味で中々よく出来たビジネスモデルです。
さらに深読みすると、おそらくこの4ビットマイコンがFXマイコンだとすると、リバイバルで販売している電子ブロックとの互換性も出てきます。となると、この4ビットマイコンを付加することで当時の「FX-マイコンR-165」にバージョンアップできるわけです。
それほど売れていないリバイバル電子ブロックシリーズの販売促進にも繋がる、という一石三鳥ほどの狙いがあるのではと推測するわけです。
それほど売れていないリバイバル電子ブロックシリーズの販売促進にも繋がる、という一石三鳥ほどの狙いがあるのではと推測するわけです。
さて4ビットマイコンですが、FXマイコンのチップと同じと仮定すると以下のような命令が用意されています。
メモリ空間は以下のようになっています。
・プログラム、80word(00~4F)
・データ、16word(50~5F)
・レジスタ、A(B),Y(Z) ()は裏レジスタ
・フラグ、1bit
・プログラム、80word(00~4F)
・データ、16word(50~5F)
・レジスタ、A(B),Y(Z) ()は裏レジスタ
・フラグ、1bit
16進 | ニーモニック | 内容 |
0 | KA | レジスタAに押されているキーの値を格納。入力がないとフラグ1 |
1 | AO | レジスタAの内容を7セグLEDに表示する |
2 | CH | レジスタAとB、YとZをチェンジする |
3 | CY | レジスタAとYの内容をチェンジする |
4 | AM | レジスタAの内容をメモリに格納する |
5 | MA | メモリの内容をレジスタAに読み込む |
6 | M+ | メモリとレジスタAを足し、結果をAに入れる。桁上がりでフラグ1 |
7 | M- | メモリからレジスタAを引き、結果をAに入れる。桁下がりでフラグ1 |
8 | TIA | 直値をレジスタAに入れる |
9 | AIA | レジスタAに直値を足し込む。桁上がりでフラグ1 |
A | TIY | 直値をレジスタYに読み込む |
B | AIY | レジスタYに直値を足し込む。桁上がりでフラグ1 |
C | CIA | レジスタAと直値を比較し、違うときフラグ1 |
D | CIY | レジスタYと直値を比較し、違うときフラグ1 |
E | CAL | 割り込みを起こしてROMルーチンを呼び出す |
F | JUMP | フラグが1の時、分岐を行う |
以下は内部ルーチンで、EのCAL命令で呼び出されます。
16進 | ニーモニック | 内容 |
E0 | CAL RSTO | 7セグ数字LEDを消す |
E1 | CAL SETR | レジスタYの位置の2進LEDを点灯する |
E2 | CAL RSTT | レジスタYの位置の2進LEDを1個消す |
E3 | CAL INPT | 外部入力をレジスタAに入れる |
E4 | CAL CMPL | レジスタAを反転させる |
E5 | CAL CHNG | レジスタABYZとA'B'Y'Z'をチェンジする |
E6 | CAL SIFT | レジスタAを右にシフトする。結果が偶数のときフラグ1 |
E7 | CAL ENDS | エンド音を鳴らす |
E8 | CAL ERRS | エラー音を鳴らす |
E9 | CAL SHTS | 短い音を鳴らす |
EA | CAL LONS | 長い音を鳴らす |
EB | CAL SUND | レジスタAの音階の音を鳴らす |
EC | CAL TIMR | (レジスタA+1)×0.1秒待つ |
ED | CAL DSPR | メモリ5F、5Eの内容を2進LEDに表示する |
EE | CAL DEM- | レジスタYが示すメモリからAを引いた後、10進補正して元のメモリに格納 |
EF | CAL DEM+ | レジスタYが示すメモリにAを足した後、10進補正して元のメモリに格納 |
CAL SUNDの音階です。
レジスタAの値が参照されます。
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F |
無音 | 低ラ | 低シ | ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ | 高ド | 高レ | 高ミ | 高ファ | 高ソ | 無音 |
「ニーモニック」という響きがまず泣けますねー、懐かしい!
メモリ空間というよりレジスタ程度しかないのですが、そのタイトなレギュレーションが想像力をそそるわけです。
あんな事やこんな事が・・・後は童心に戻ってどれだけ空想の世界で遊べるかです。
なにせ4ビットマイコンですから・・・
これだけ事前に予習しておけば大人の科学マガジンVol.24が発売されてもバッチリだと思います。
出来ればオリジナルな改造が付加されている事を期待しつつ発売日の6月末日を待ちたいと思います。
出来ればオリジナルな改造が付加されている事を期待しつつ発売日の6月末日を待ちたいと思います。
まーそれまで熱が冷めている場合もありますが・・・