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人の記憶は曖昧なものですが、忘れてしまったと思っていることも、ふとした切っ掛けで鮮明に思い出すものです。手がかりになるのは、当時の写真や自分が書いた作文など様々な記憶の扉を開くキーがありますが、音楽も効果的なキーの一つだと思います。

少年時代はラジオ小僧でよく深夜番組も聞いていました。
「ヤンタン」「オールナイトニッポン」はもちろん、特にNHK-FMの「サウンドストリート」や「クロスオーバーイレブン」が大好きでした。よく小まめにエアーチェックしたものですが、あの頃のカセットテープは母屋にいくつか残っているはずです。(捜索は困難ですが・・・)

そんな中、NHK-FM「サウンドストリート」の録音テープをネット配信してくれる嬉しいサービスが始まったようです。カセットテープのなんだか懐かしいインターフェースがいいですね。

NHK青春ラジカセ
http://www.nhk.or.jp/my-fm-days/

サウンドストリートと言えば、佐野元春、坂本龍一、山下達郎なんかが入れ替わりDJしたあの番組です。この頃の私は、キーボードを触り始めたこともあり、坂本龍一に深くのめり込んでいました。

まさにその絶妙なタイミングで「坂本龍一の電気的音楽講座」はサウンド・ストリートの特別番組として放送され、毎回ワクワクドキドキで番組を聞いていたものです。
この番組は音楽講座ということで、毎回少しづつ実際に一曲の音楽を作り上げていく過程を公開放送のように編集したもので、プロの音楽作りを疑似体験できる面白い企画だったと思います。
特に冒頭でガイドとして録音された「キッコッコッコッ♪ カッコッコッコッ♪」という基本リズム音が今でも耳に焼き付いています。

当時としては素人では到底手の出ない高級な機材から生まれる綺麗な音色に感動して、何とかよく似た音が作れないか自分でも色々な実験をしたものです。
例えば、お菓子のカンにビニール袋を被せてスネアドラムの音を作るとか・・・楽しかったな~

思い出すのは音楽のことだけでなくて、その場の情景や学校のこと、友人のこととあっという間に過去にタイムスリップしていました。
まー若い頃の思い出は、どれも恥ずかしいことでいっぱいですが、たまには時間旅行もいいですねー
何せ「Time Tripper」ですから・・・

坂本龍一の電気的音楽講座
http://www.esnips.com/web/NHK-FM