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昨日のベニア号テスト飛行でランチやり過ぎ、体中筋肉痛でえらいこっちゃです。

あぜ道に携帯電話を置いて動画撮影も行いましたが、よく考えればこれは定点撮影ではないですか。
といことで各コマを重ね処理してランチ時のグライダーの軌道画像を作ってみました。

まず、この動画のフレームレイト(1秒間のコマ数)は、29.41で撮影されています。
1秒間に約30コマとなります。これを尺度に大まかなランチ速度も推測できます。

機体の全長は83cmですので、ランチ直後は約機体一つ分強離れています。
これを大まかに1コマ90cmとしてみると、時速97km/hとなります。
プロ野球のピッチャーが投げる球速は早くて150km/h位らしいので、大体こんなものだと思います。
つまり私のポンコツグライダーは約100km/hという速度で発射されていることになります。

壊れないのが不思議です・・・
事実グライダーが手を離れた瞬間、どう見ても左の翼がねじれています。
この瞬間にかなりの負担が主翼にかかっていることが分かります。

更に、手を離れて2,3コマ辺りで機体は劇的に方向転換を始めています。
この時点でよくテールが折れたり、垂直尾翼が飛んでしまうわけです。
100km/hでは相当な力がかかっていると思われます。

そこから更に機体は回転しつつ本来の進行方向にまるで自動操縦するように軌道修正がかかっています。
上昇角度も上げながら一気に上昇し始めます。(実際は何も操縦していませんが・・・)

ここら辺の機体の動きはなかなか興味深いところです。
右に傾いた機体は一度左に振られ、さらに右に振り戻され、また左に修正されています。
つまりヤジロベエのように左右に振られながら、その動きはやがて収束し直進上昇をするようです。

これらの動きは主翼の上反角によっても違ってくるかと思います。
この機体は上反角が比較的に強いのでよりはっきりその動きが分かります。

考察の結論としては・・・
どうも主翼の剛性が足りないようです。
画像では残像の影響もあると思いますが、上昇中にかなり主翼がねじれてるように見えます。
また機体はかなり右に左にロールしています。
この時にかなりのエネルギー損失があると思われるので、DL投げする機体の主翼は出来るだけ平面的なものが良いかと思います。
つまりラダー機ではなくエルロン機の方がランチ時には有利です。

もし、このような検証をご自分でもやってみたい方に残像画像の作り方です。

まず、動画を1コマ単位に再生し画像化する必要があります。
てっとり早くはフリーソフトの「Media Player Classic」なんかがお勧めです。
インストール不用で軽くて1コマ単位の再生が可能です。さらに複数個起動できます。

重要なのは複数個起動できることで、動画のハードコピーは通常PrintScrnキーを押してもハードコピー出来ませんが、動画メディアプレイヤーを2個立ち上げると可能となります。(オーバレイ表示の関係です)

後は2個目の再生プレイヤーでコマ送りしながらALT+PrintScrnでハードコピーが取れます。
コピー画像を画像処理ソフトでレイヤー処理すれば簡単に残像画像が作れます。
是非、お試しください。(結構面倒ですが・・・)

Media Player Classic
http://cowscorpion.com/MultimediaPlayer/MediaPlayerClassic.html