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あ~もう出来ちゃいます。週末まで長いなー
バルサで作ったのメカ頭です。

バルサは貧乏工作人にとって非常に高価な工作材料です。
一欠片たりと無駄にしないようカット構図を決めて、エイヤーっとカットです。(大げさですね)
これ2mmのハードバルサで作っています。多少重量がありますが、まだ軽いかも・・・

デザイン的には、先端が少し細く、底も少し狭く絞っています。
なかなかスッキリした頭ではないかと思います。
胴体の接合は後部にスリッドを入れ、主翼にも溝切りして接着する予定です。

話は大きく横道にそれますが・・・
モグラは別として通常のグライダーは無動力で飛行すると思われがちですが、そうではないのではないか?というお話です。

このメカ頭を作りながら思ったのですが、この頭、メカを搭載する箱ですが、同時にグライダーの動力源でもあるとも言えます。
つまりは重量です。単なる重量バランスの問題だけではなく、慣性力や位置エネルギーを蓄えるための重要な役割があるということです。

例えばエンジンの説明に2サイクル、4サイクルといった運動サイクルの説明がよく語られます。
2サイクルなら、吸気と排気が同時に行われ、圧縮、爆発という運動を行います。
4サイクルなら、吸気、圧縮、爆発、排気のサイクルですが、重要なのはこれらの運動が連続的に滑らかに継続されるということです。
このためには必要な機構がフライホイルです。(あるいはフライホイルに準ずる役割を果たす機構)
見落としがちですがフライホイル無くしてエンジンは動作しません。
つまり爆発で起こった反発のエネルギーを一旦フライホイルに蓄え、その力をもって排気や吸気、圧縮のサイクルが行えるのです。
フライホイルはエネルギーを自らの重量のある機構を回転することで蓄えるバッテリーのようなものなのです。

グライダーの頭の錘も同じ役割を持っていると言えます。
つまりハンドランチであれば、最初に投げ上げる運動エネルギーを自ら運動することと位置エネルギーに変換し錘に蓄えています。
そのエネルギーの蓄えが完了するのが最上位に達する瞬間です。
そこからは錘から少しずつエネルギーを取り出しつつ飛行を続けることになります。
グライダーは風の力で飛んでいると思われがちですが、それは後からエネルギーを補充しているだけです。

つまりグライダーは無動力ではなく、錘にエネルギーを蓄積しつつそのエネルギーを利用して飛行する動力機であるとも言えます。
多少、無理があるこじ付けですが、あながち間違いではないと思います。

よって錘はエネルギーを蓄積するバッテリーのようなもので、無くてはならない機構です。
またその錘の重量はエネルギーを蓄積する容量のようなもので、重ければ重いほど大きなエネルギーを蓄積できます。
軽い機体はエネルギー容量が小さく、重い機体は容量の大きい機体となります。
当然、容量の大きい機体の方がある意味有利になるのです。
電動機と同じですねー

とはいえ重量が増せば消費エネルギーも一気に高まります。
少々の外部からの風エネルギーだけでは補充しきれず、いずれ着地、エネルギー残量がゼロになります。
つまり墜落かー

だから何が言いたいかというと「多少重くなってもいいじゃない」という言い訳です。
長々と言い訳をしてしまった・・・

ということで、今回のグライダー激重でいきます。(体重は教えたくないかも、恥ずかしい)
エネルギー蓄積容量は大きいぞー
その分消費も大きくてすぐ落ちるかも・・・