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大体、こんな感じ。

ポイントは、ジクザグに張られたフレームですが、
各接続点が互いに支え合って強度が保たれています。

特に、主翼に接続点は一番力のかかるところですのでうまく設計されています。

Pitts S1Sの場合、主翼に2本のカンザシが通っているのが特徴的です。
これは上下とも同じですが、このカンザシ位置と胴体フレームの接続点が一致しています。
また、水平尾翼も同様です。

つまり各接続点に色々な役割を集約し、それを単純化することで簡素な構造ながら十分な機能と強度を持ったフレームとなっているのです。
実に綺麗な設計です。

画像ではわからないかと思いますが、上主翼を支える前の支柱がわずかに後方に傾斜しています。
それは何故か?図面を引いてみるとわかります。

さて、ここまで解析を進めたのですが、問題は下主翼です。
元々この飛行機のした主翼はがっちりと固定される構造ではありません。

上主翼との接続とワイヤー引きで支える構造となっています。
勿論左右は分かれています。

一般的なラジコン飛行のように一枚翼になっていませんので、このままではエルロンの仕込みが大変です。
それだけではなく、その他のメカ積みもこのままでは難しいと思います。
スケールにこだわるか、飛ばすために構造を変更するか、思案どころです。

まーじっくり行きましょう。