とにかく暑い。
外は35度を超えているだろう。
まさに真夏である。

今日は我が家のプール開きである。
毎年この頃になると庭に大きなプールを広げる。
これが結構大きなプールで、大人が十分に手足を伸ばして入れるくらいだある。
時々私も行水がてら入ることもある。
今日は暑すぎてとてもそんな気にはなれないが・・・

子供は元気にはしゃぎ回っている。
この暑さで元気なものだ。

子供の姿を見ていると自分が幼かった頃を思い出す。
とにかく回りが全て巨大に見えたことを覚えている。

まだハイハイの頃は居間が私の全世界であった。
ヨチヨチ歩きで庭に出た時は一気に世界が広がった。
庭の塀がまるで巨大なビルのように聳え立っていて、その次の世界を阻んだ。
しかしその庭は十分広大で、飽きることは無かった。
庭は、まさに自由で広大な新天地であった。

大人になって今の世界はどうなのだろう。
広いようで、狭いようで
とにかくなにより、社会的な縛りが窮屈である。

もっと自由に生活ができれば、世界は広がるのかもしれない。
人類は発達しているのか、それとも萎縮しているのか
どうも今のこの世の中、さほど住み心地の良いものでもない。
おそらくそれは誰もが感じているのではないかと思う。

どこかで価値観が曲げられているのに違いない。
価値観と経済性を結びつける当りでどうもごまかされているような気がする。
「万人は一人のために」というのが経済主義社会の目指す道であることは間違い無い。

しかしまー経済がどれほど重要なのか、この暑さで判断不可能状態である。
クーラーはまだ入れないぞっと