イメージ 1

まだ、雨が降らない。

初夏というより真夏日が続いているが、淡路島まで小旅行をしてきた。
旅行といったも社員旅行なのだが、淡路島に渡るのは実は初めて。
ちょっとワクワク感があるなか出発となった。

途中、淡路に渡るのにフェリーを使った。
フェリーに乗るのは、大型のフェリーに乗るのは小学校以来でしたが、天候も良く最高でした。
途中、関空の傍を通り抜けるのですが、これが大迫力、目の前を何機もの大型飛行機が飛び去っていきます。
意外に短時間の間に次々と飛び立つにはビックリしました。
間近に見る飛行機に圧倒されつつ、船は淡路に向かいます。
波も穏やかで揺れることもなく、快適なクルージングって感じで超気持ち良かった。

淡路に渡ってから「七福神めぐり」となった。
「えーー寺めぐりかよーー」なんて当初は思ったのだが、一つ目の寺を訪れてみて考えが変わった。

まーもともと信仰心などみじもないのだが、寺に入ってみるとなんとも言えない一種独特な雰囲気と臭いでトリップしそうになる。
現実と空想(あの世)の狭間的な世界間がなんとも不思議空間である。

なにより興味を引いたのはその仕組みである。
200円でお経を読んでもらえるのだが、その語り部がなんとも良い味がある。
まさに究極の芸に近い。
客いじりも板に付いたもので、話に引き込まれ面白い。

ある寺での話し。
「最近はこの辺も過疎化が進み・・・」一つ目の振りである。
「この当りもようやく田植えが終わりまして・・・」二つ目の振りである。
「田んぼに落ちないように気を付けてくださいよ」最終コーナーである。
「何せ年寄りばかりなので、引き上げられませんので」落ちである。
まるで落語である。実に楽しい。
その後にしっかり商売へつながるがあるのだが・・・
まさに「掴みはOK!」である。

二日間かけて、7つ全ての寺を回りきった。

もう一つこの七福神めぐりには仕掛けがある。
一つ寺をまわり、説法を聞くとお土産がもらえるのだが、これが各寺違うものを頂ける。
さらに全てをまわりきると最後にもう一つ頂ける。(何を頂けるかは内緒)
うまいものである。

仏教のような宗教はもともと非常に良く出来たビジネスモデルだが、これと観光が合わされるとさらに磨きがかかってくる。
素晴らしい。是非、見習いたいものである。

イヤミでなく、これはオススメする。
下手なテーマパークに行くことを思えば、リーズナブルで、また少し賢くなった気分にさせてくれる。
説法をいましめに精進すべし。

その他お決まりの観光コースも回ったが七福神めぐりには到底かなわないのである。

そうそう、もう一つ。

震災記念公園にも途中立ち寄ったのだが・・・
震災後3年目に既に完成したとの話であったが、その割には豪華な施設であった。
途中、何度も山越えをしたが、あちらこちにで、まだ大きな震災の爪跡が多数見られた。(台風の影響もある)
その被害の大きさにもビックリしたが、何よりビックリしたのは震災記念公園でした。
金は回るところに回るようになっているようです。

内容はともかく何でも観光化するその逞しさにまず驚きました。
こんなものを作る暇があったら、まず道路でも直せばいいのにね。
でもその売店で売られていたビワを使ったアイスクリームは美味しかったです。
いやイヤミですが・・・

その後明石海峡大橋を渡り、淡路を後にしました。
意外に面白かった淡路でした。

一仕事終えた気分ですが、また明日から仕事です。
明日はようやく雨になりそうだ。