このNFTはブロックチェーンゲーム Faraland のヒーローである。

 

チェーン: バイナンススマートチェーン(BSC)

 

ファラランド(Faraland)ではプレイヤーは1名~3名のヒーローでパーティーを編成し、クエストをクリアしたりモンスターを討伐したり、他のプレイヤーとターン制バトルで対戦したりする。

オーソドックスな構成のRPGである。

 

ブロックチェーンゲームはNFTブームと同時期に人気に火が付いた分野である。

古参のブロックチェーンゲームであるマイクリプトヒーローズやAxie Infinityの成功を受けて2021年ごろから無数のブロックチェーンゲームの構想が立ち上がったが、一握りのゲームをのぞいて多くのプロジェクトは頓挫した。

このFaralandは完成し、稼働し続けている一握りのゲームとなった。

 

 

ゲーム内には7つの種族と数十の身体的特徴の組み合わせで作られた2万体のNFTヒーローがおり、これがジェネラティブNFTとしての側面も持つ。

当然、レアな種族やレアな特徴を持つヒーローは高額で取引される。

(ゲームの参入障壁を低くするために非NFTのヒーローも実装されているがゲーム内のアイテム資源を投入し続けないと寿命を迎えてしまうため、ほぼ体験版という扱いである。えり好みしなければNFTヒーローが安価で買えるため、非NFTヒーローの需要は少ない)

 

 

その特色は、装備を外見に反映させられることであり、プレイヤーは思い思いの装備で着飾ることができる。

単に強い装備で固めることもできるが、見た目を重視してコーディネートする楽しみは高い中毒性を持つ。

Faralandは大規模な着せ替え可能ジェネラティブNFTという、ありそうでなかったコレクションである。

 

新装備もつぎつぎと追加されており、時として運営の思いもよらぬ組み合わせで人を驚かすプレイヤーもいる。

 

装備NFTの購入や装備変更はブラウザでおこない、ゲームはスマホアプリでプレイするという両刀仕様であり、片方しか持っていない人にはハードルが高い。

 

 

トンチキな外見から荘厳なファンタジーまで、プレイヤーのセンス次第でどのような雰囲気も作り出すことができる。

 

 

PFPとして使いやすいように、ヒーローの画像は背景を透過色とした形式でダウンロードできる。細かいところに手が届く親切設計である。

 

他のブロックチェーンゲームのような「儲け」は売りにしておらず、通常のプレイをしている限りではゲーム内で稼いだ資源はゲーム内で消費してしまう。そのため、着せ替えやトレジャーハンティングや対戦といった「ゲームを楽しむこと」に振り切った構成となっている。

それゆえに完成まで漕ぎつけることができたのだろう。

 

一応、シーズンごとに開催される対戦で上位に食い込めば相当な額の賞金が得られるが、その地位を維持するための希少な装備購入やゲームバランス解析にかかる時間を考慮するとどう考えても赤字だろう。

高レアな装備を作成するには一日中トレハンを行っても一人でレア素材を集めることは非現実的であり、どうしても他のプレーヤーからレア素材を購入しなくてはならないからである。