アニメの大規模NFTコレクションとして成立しているものとしてはおそらく最古のものがROBOTECH on WAXである。

これ以前にもアニメNFTの実験的な販売は行われているが、コレクティブル作品として各要素が完成したものはROBOTECHが最初だろう。


作中シーンを使用したアートが多く往年のファン層をターゲットにしていることが見て取れる

チェーン: WAX

 Atomic hubのマーケット:



・レアリティ分け

・アニメーション付きの希少カード

・ミント番号

といったコレクターを楽しませる要素が揃った現代的なコレクティブルNFTは2021年時点ではまだ珍しかった


ROBOTECHは日本の3つのアニメ・シリーズ「超時空要塞マクロス」「超時空騎団サザンクロス」「機甲創世記モスピーダ」を1つの世界に習合した大河アニメである。
分かりやすく言うと「超時空シリーズでスパロボをやってみた」である。

前日譚等が追加され原作以上に重要人物となったブリタイのNFTも人気がある

現在NFT化されているのはこの内の第1部「超時空要塞マクロス」パートである。

今後のシリーズ展開を見越しているのか登場人物は絞られており、クローディア、リン・ミンメイ、マックスといった一部の人気キャラは発行されていない。
そのためシリーズ1の目玉キャラは主人公のリック・ハンター(日本語版では一条輝)、主人公より人気があるロイ・フォッカー、第二部主人公の母親のミリヤ・パリーナ(日本語版ではミリア・ファリーナ)といったあたりとなる。

海外では人気があるロイ・フォッカーはシリーズ1から複数絵柄実装されている

取引価格も他キャラの数十倍の値がつく


売出しは2021年5月だが、カードそのものが販売されるのではなく、ランダムな設計図(ガチャ素材)の封入されたパック販売という形式が採用された。
設計図NFT10枚入りと60枚入りの2種類のパックが用意された。
現物のトレーディングカードでも未開封パックに価値を見出すコレクターは多いが、NFT界でも同様に未開封パックには一定の評価がされている。
もし未開封パックを手に入れる機会があれば開封する前によく考えたほうが良い。未開封パックを売ったWAXPで設計図を購入した方がより多くの設計図が手に入るだろう。

各設計図は2021年時点では数円程度の安価で取引され、入手は容易だった。
北米や日本だけでなく人口の多い南米でも人気があるアニメシリーズのため数十時間でパックは売り切れており、シリーズ1の設計図の新規供給はもはやないものと思われる。

紙媒体でおなじみの設定画を使用した設計図NFT自体もファンにとっては集めたくなる宝物である

ロボテックNFTは同じ設計図を2枚揃えてバーンするとランダムなレアリティのNFTが手に入る仕組みである。
このため人気のNFTが排出される可能性がある設計図NFTは高値が付きやすい。
しかもガチャを回すたびに設計図は減っていくので、2023年現在では設計図NFTはガチャ成果物を超える値がつくことも珍しくない。


レアリティはBase、Bronze、Silverの3つに加えて作中シーンのアニメーションGif付きのGoldがある


それでもほとんどは数十円程度であり、高レアやキリ番にこだわらなければコレクションを揃えやすいのは魅力である。