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ちまのブログ

観劇の感想を、自分の思い出メモ用にブログにしています。感じたことをストレートに記しているので、ふんだんに私的感想です(笑)大好きな平間の壮ちゃんに偏った感想になってます。

ミュージカル ロミオ&ジュリエット東京、大阪両公演観劇しました。

観劇前は、正直私的には苦手分野だなぁ…と。よくある悲恋もの…というイメージで、読書的にも避けていたもので、有名なザックリとした内容しか知識がなく。

こうなったら、壮ちゃんが出る舞台のイメージとして焼き付けてしまおうと、歴代の舞台等のレビューも見ぬまま、初日に挑みました。


壮ちゃんが演じるマーキューシオは、ロミオの親友で、ちょっと素行の悪そうなイメージなのかしら?と思いつつ…
ビジュアル撮影時のインタビューでは、W
キャストの小野賢章さんも壮ちゃんも、「狂人のイメージ」と言っていて、その辺りから私の中のいわゆる「ロミジュリ」のイメージに混乱が生じ始めていました。
が、狂人というキーワード、それまでの壮ちゃんのイメージにはなく、私的にすごく惹かれるものがあったので、テンションが上がり初めてました。


その状態のまま初日の観劇。

それまでの(ちゃんと飽きずに観ていられるのか)という不安とイメージは、見事にしかも簡単にひっくり返され、「なにこのかっこよさ!」「なにこのハラハラの展開!」になり…

ロミオもジュリエットも、マーキューシオもベンヴォーリオも、ティボルトも、すぐ隣で息をしている感じがするぐらい、現代社会でもリアルで、生きにくい世界でもがきながら、精一杯命懸けで、自分の信じるそれぞれのモノを守りながら生きているのをひしひしと感じ、感情から何からどっぷり世界に入り込んでました。

大人組の方々のどっしりとした演技と、若者組の清々しい演技と、バランスがとても良くて、観ていて心地がよかったです。まるで本当に親子みたいに信頼し合う雰囲気がありました。

Wキャストならではの、「組み合わせ」によるものもありますが、見るたびに変化が生まれていてそれを感じるのも楽しかったです。
特に、木下晴香ちゃんや、大野拓朗さんは、回を増す事に歌も演技もめきめきと上がってきていて、凄いなーって頼もしくなりました。
晴香ちゃん、初々しくて、それでいて堂々としていて、歌声もとても澄んでいて、すっかり好きになってしまいました。


壮ちゃんのマーキューシオは、初回から驚かされっぱなしで、何から誉めたらいいのやら(笑)

登場の、あの笑い声…いやーな感じの。
そういう方面が好きな私的には、
「きゃ───ヽ(〃∀〃)ノ───♪」って感じだったのですが、「え?ちょっと待って?今の、壮ちゃんだよね?」となったり、
マブの女王では完全に混乱
「あれ?壮ちゃんてあんなにねっとりしてたっけ?歌声がすごく落ち着いた歌声になってる」
てぐらい、オーラが完全にマーキューシオ。

2幕開けて、それまで悪ふざけしてはしゃいでいたような空気が、親友ロミオの、ジュリエットとの結婚で一変。自分はしがらみからどうもがいても逃れられないのに、大切な親友はそれを踏み越えて行ってしまおうとする、何よりも仲間意識の強いマーキューシオにとってそれは、裏切りにも感じ、激昂し、反発する。
マーキューシオの中の何かが崩れて行く…あいつのせいだ!何もかも!いつも自分を蔑む憎いティボルトに刃を向ける…
その過程がすごく真に迫っていて、表情や動き、歌声から苦悩がストレートに伝わってきて、本気で辛くなってしまいました。
壮ちゃんの迫真の演技に、本当に圧倒されていました。

死ぬ間際、素直な気持ちをさらけ出して、大切なものの信じる道を、信じることができた、乱暴だけど優しい言葉…本当は誰よりも愛情深いマーキューシオの、葛藤の中から出てきたと感じられるその演技は、涙を誘いました。

回を追うごとに、壮ちゃんのマーキューシオは、深く刻まれていっていて、
大阪千穐楽では、その表情がよく見える席だったせいか、ティボルトに向かっていくシーン、ロミオやベンに止められながらも、ナイフだけを見つめ、目の前の相手が見えていず、狂人のスイッチが入ってしまったかのような、精神状態不安定な感じの演技は、本当にそうなっちゃったんじゃないかって心配になるぐらい、真に迫っていて、背筋に何か走ったぐらいでした。

とても難しい役だろうな…って、その苦労を思ったら、ぐっときてしまいました。
心理学とか、サイコパスの本とか読んで研究までしてたって言ってましたもんね、ちらっと。
気持ちを持っていくのも大変だったんだろーなって思います。

「世界の王」のダンスの時、「綺麗は汚い」で悪ふざけしている時、ダンサーさんたちと楽しそうにしている時、カテコのいつものふわっとした壮ちゃんに戻った時、を見ている時に、
今まで以上にほっとしてました(笑)

「世界の王」はいつまでも観ていたかったです。

大阪での観劇は、もう安心感の中とても落ち着いた気持ちで観ていた気がします。壮ちゃん頼もしくなっちゃったなーって。変な言い方だけど。

マーキューシオで得たモノ、大きいだろうな。苦労してた高音の歌い方が変わったものこの公演中に。
すごいところはそれだけじゃないけど。
本当に凄い。壁をちゃんと乗りこえてる。
着実に。

これからもますます楽しみです
歌も演技も…大変だけど、ダンスも見られるし、やっぱりミュージカルやってる壮ちゃんが好きだな。と、改めて思いました。

大千穐楽の幕が上がる直前、幕の向こうから「おー!!!」って皆さんの気合いの声が聞こえて、本当に清々しい気持ちになりました。
とても素敵なカンパニーなんだなって感じて、それが全面に出ていた、愛情深い舞台でした。