eBay 返品受付の気がラクになる3つの事実(リターン・ポリシー) | アメリカ発信 - 主婦が教える eBay、Amazon、Etsy 販売のコツ

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先週 eBay が発表した、今年の秋のセラーのアップデートの一つに、

TRS(トップ・レイテッド・セラー)の称号を維持するには「返品受け入れ期間を最低30日に設定する」という項目があります。



これ、また、ギャーギャーと文句を言うセラーがいるんだろうな、、、と思ってましたが、案の定、発表の直後にフォーラムなどで「30日は長い!」等、ギャーギャー言ってるセラーを多く見かけました。

、、、私のブログのプロフィールにも書いていますが(→ このブログのプロフィール)eBay セラーのこれらの愚痴、、私、大っ嫌いなんです。。。あ、私も愚痴ってもた(笑)


返品文化に慣れているアメリカでさえこうなので、返品文化のない日本のセラーさんは、もっと不満に感じているかも???

ひょっとしたら、日本のセラーさんは、無在庫で販売してる人も多そうなので TRS へのこだわりも少ないかもですが、、、

「返品を受け付ける」または「返品受付の期間を(30日以上に)延長する」ことに不安のある方、ちょっと気がラクになる事実を、今日は3つ紹介します。



1)返品可能期間を延長したからと言って、返品が増えるワケではない。

返品の多くは「購入後すぐ」に行われます。

もちろん「数ヶ月前に購入したバイヤーが返品依頼をしてきた!」なんて話も時々聞くので、購入後すぐに連絡なければ返品はないだろう、、という保証はありませんが、

おそらく「数ヶ月後に返品」の場合は、セラーの返品受付期間の長さに関係なく発生していることが多いと思います。

返品を受け付ける期間を延長したからといって、返品が一気に増えるというワケではありません。

逆に「返品を受けつけない」「返金受付期間を短く設定」したところで、返品が減るということもありません。



私の返品受付期間は「60日」ですが、60日間際、または1ヶ月以上あとで返品の依頼が来たことは今のところ一度もありません。



2)返品の数なんて、全体の販売の数に比べると微々たるもの

みなさんの返品の確率はいくらくらいですか?

これは、販売している商品や取引額によって色はあるとは思います。

「電化製品系」は返品率が高いとも聞きます。あとは衣類も返品率は低くないかもしれません(特に女性もの)。

私の返品率は、全体の販売数の 0.5 ~ 1% くらいだと思います。200売って1~2つの返品があるかないかです。上にも書きましたが、返品受付期間は60日にしています。

衣類は返品率が高そうに見えますが、衣類専門で販売している人も、確率を聞いてみると、実はそんなに高くなさそうです。「7%」なんて言ってた人もいて「7%は高いな、、」という気もしましたが、衣類専門の人でも2~5%くらいの人とかが多いのではと思います。


このビジネスを長く続けたい人ほど、数%程度の返品率は常識だと思っておいた方が気がラクですよ。


私は、今まで受けた返品物のほとんどを、返品後すぐに再出品し、別の人に売っています。

先月の場合は、バイヤーが商品説明(タイトルも)読んでなくて、勘違い購入による返品だったのですが、返品理由を「説明と違う(Item Not As Described)」と選択されて Defect が付いていたため、ディフェクト削除依頼で eBay に電話し、その際に世間話で「ちゃんと売ったときの状態で商品は戻ってきましたか?またその商品を出品できますか?」と聞かれたので「はい。もう再出品して既に別の人に売ってしまいました」と答えると、電話対応の女性も「YEAH! Here you go!(やるわね~、そうこなくちゃ!)」と笑ってました。


*** アメリカ在住のセラーさんは「Hassle-Free Returns」を利用すると、本当に返品過程がスムーズでおススメです!


3)返品受付を恐れているセラーほど、不理屈な理由の返品依頼に遭遇しやすい

「返品は受け付けない」「返品は受け付けたくない」「返品は受け付けても良いが、受付期間は最低限にしたい」

返品を快く受け付けてくれそうにないセラーに対しては、気難しい返品が来る確率が若干高くなる傾向にあると思います。

「気難しい返品」というのは、「Item Not As Described」などのオープンケースで eBay を巻き込む形になることです。


いくらセラーが返品を拒否しても、バイヤーが何か難があった等 eBay に申請をすれば、eBay はバイヤーの見方をし、(返送料もセラーが負担など)バイヤーにとって返品がスムーズになる確率が高いからです。

返品は快く受け付ける態度でいた方が、バイヤーも、セラーの逆ギレを恐れることなく、気持ちよく返品してくれる可能性が高いと思います。


「返品」を恐れずに、「どーーーん」と構えていましょう。


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あとがき 1
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今回のセラーのアップデートで、返品ポリシーも、もう少し細かく設定できるようになったとか??(まだ細かくチェックしてないんですが)

例えば、ハロウィーン衣装などは、一般の店舗でも「10月31日以降の返品不可(10月30日までなら可」となっていることが多いです。こういった設定が出来るようになるかもしれませんね。


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あとがき 2
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私は今年「理由に関係なく返送料もセラー(私)が負担」に切り替えました。さすがに、ここまでする必要はないんですが、私の場合は、この方が性分に合うので、、、

とにかく eBay は、プロ意識のないセラーが多い(十数年前に比べるとかなり減ったけど、まだまだ多い!)。出品ページでは「お客様の満足がモットー」などと詠いながら、何かあると、小さなことでも逆ギレしたり嘆いたりするセラーを多く見かけます。

なのでセラーを信頼しきっていないバイヤーも多いのでは。。私がそうです。「バイヤー・プロテクション」がなければ、怖くて eBay でお買い物は出来ません。


私は、小額でも料金を支払ってくれたバイヤーには、その商品に満足でいてほしいと思っています。返品によって、いくつか損額が出てもオッケーというビジネス・スタイルでいます。

一つの返品取引で発生する損額は多くの場合10ドル以下~20ドルとか。そしてせいぜい100~300回に一度程度の確率。一つの返品に対して(たかが10~20ドルの)損害を出さないように力を入れるよりも、売り上げを伸ばすことに力を入れて、損害をカバーするスタイルにした方が効率がいいと思っています。


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