【風の巻】 序 他流との比較 五輪書を読み返すにあたり、原文は「武蔵の五輪書を読む 五輪書研究会版テクスト全文 現代語訳と注解・評釈原本現代訳」より引用させて戴き 現代語訳は「五輪書 大河内 昭爾 訳 教育者」より要点を抜粋し、つつ週末剣道愛好家視点で、読んでいきます。また青字は、本文ではなく、コメントや余談となりますが、ご参考になれば幸甚です。風の巻 一言で表現すれば、他流批判です。武蔵に他流の情報が、きっちり入っていたことをどのように考えるか、読み手しだいだと思います。批判をしながら、五輪書のポイントを説明しているものとして、ここは都合よく解釈して読んでいきます。●原文 ※読むというより イメージで流してくださいね!兵法、他流の道を知る事。他の兵法の流々を書付、風之巻として、此巻に顕す所也。他流の道をしらずしてハ、一流の道、慥にわきまへがたし。他の兵法を尋見るに、大きなる太刀をとつて、強き事を専にして、其わざをなすながれも有。或は小太刀といひて、みじかき太刀をもつて、道を勤むるながれも有。或ハ、太刀かずおほくたくみ、太刀の搆を以て、表といひ奥として、道を傳ふる流も有。これミな實の道にあらざる事也。此巻の奥内に慥に書顕し、善悪利非をしらする也。我一流の道理、各別の儀也。他の流々、藝にわたつて身すぎのためにして、色をかざり、花をさかせ、うり物に、こしらへたるによつて、實の道にあらざる事か。又、世の中の兵法、劔術ばかりに、ちいさく見立、太刀を振ならひ、身をきかせて、手のかるゝ所をもつて、勝事をわきまへたる物か。いづれもたしかなる道にあらず。他流の不足なる所、一々此書に書顕す也。能々吟味して、二刀一流の利を、わきまゆべきもの也。 ●現代語訳●兵法では、他流派のことも 知ることも大切なので、わが二天一流以外の兵法の各流派について、思うところを「風の巻」として書き記す。まず他の兵法各流派、道(戦法)を知らなければ、わが二天一流の優位性なども、知ることができないであろう。他の流派のことを調べてみると、大きな太刀を取って、力が強いことを大事にする流派もある。あるいは、逆に 小太刀といって、短い太刀をもって修行する流派もあるあるいは、太刀数(剣道形の種類=技の種類)を多く考案して、太刀の搆えをもって、「表」といい「奥」として、道〕を伝える流派もある。これらはすべて、合戦に勝つ為の 本物の兵法の道ではない。そのことを、風の巻に しっかり書いたので、他流派の、メリット&デメリットを教えよう。我が二天一流の道理とは、まったく違うのである。他流派は、武芸で世渡りし 生計のために、見た目を飾り、派手にして、売物にしている。これが、本物の兵法の道で、あるはずかなく 道から外れているのである。世の中の兵法は、剣の技のみに専念して、太刀を振り習い、身体をうまく動かし、技がうまくなることで、勝利を得ようとしている。いづれにしても、それらは、戦場え役立つ、本物の兵法ではない。そのような他流派の欠点を、挙げて、この書に書きあらわすものである。よくよく研究して、我が二刀一流の優位性をしっかり理解すべきである。次回は、風の巻 他流で大きな太刀 です。つづく・・・・・※ご意見やコメントを頂戴できれば、とてもうれしいです。宜しくお願いします! く
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