美しい数学
数字の群れを見ると、頭が痛くなることはあっても、美しいと感じることなどついぞない私には、この本のタイトルは実に不可解でした。「世にも美しい数学入門」??数学と美はいったいどういう関係にあるというのでしょうか。
さて、これは、数学者の登場する小説を書かれた小川洋子さんと、実際の数学者、藤原正彦さんの対談が、本になったものです。
「数学者に一番必要なのは美意識だ」
いきなりそんな発言が飛び出してきます。藤原氏の考える優秀な数学者の誕生する条件は、”神や自然に対し跪く心を持っていること”、”美しいものに接していること”、”精神性が尊ばれていること”なのだそうです。
宗教家や芸術家ならいざ知らず、数学者がどうして??ですが、この書中で紹介されている定理を見ていると、だんだん、この世界はとても美しくできていて、その隠された美を発見できることが、偉大な数学者なのだという風に思われてきます。
そんなところに!と、驚くようなところから、美しい定理が発見されているのです。ここでは”美しい”と書かれていますが、神秘的とも感じられます。この書中でも、何度も神という言葉がでてきます。
数学は、すぐに何かに役立つことはなくとも、何年も後になって非常に役立つことがあるそうですが、その際、美しいものほど有用性が高いというのが印象的です。超ひも理論を考え出したエドワード・ウィッテンが、自身の理論が正しいと考える根拠について聞かれて答えた言葉がすごいです。
「数学的にあんなに美しいから、それが嘘のはずがない。」
ところで、この本、数学好きな子供に育てたいと考えるお母様方にとっても、なかなかよい本なのではないでしょうか。日本の天才数学者、高木貞治は幼少のころ、算数などなにもせず、ただ漢文の素読や物語の暗誦などばかりしていたのだとか。暗誦する、暗記するということは、言葉を弄ぶことで、この弄ぶ経験が、独創性につながって行くのだそうです。
日本における俳句の存在と、日本に優秀な数学者が多いことの関係にも触れられています。これからは、早期教育よりも、暗誦と俳句ですよ!

- 著者: 藤原 正彦, 小川 洋子
- タイトル: 世にも美しい数学入門
それはそうと、小川洋子さんの「博士の愛した数式」、読みたくなってしまいました。
ひねぽんもどき
知人に,(゚Д゚)ウマーなレシピを教えてもらいました。
「ひねぽん」
本当は、トリのひね肉を使うらしいのですが、ひね肉って何??な場合はもも肉でよいとのこと。魚焼きグリルで焦げ目がつくほど焼いたもも肉を薄くスライスしてポン酢とゴマであえるだけという簡単さ。仕上げに青ねぎを散らすだけ。
簡単なのに美味。すぐになくなりそうなので、もっとお肉を買っておくんだった・・・・
天職!
今日の午前中は、数名の役員による簡単な打ち合わせがありました。
書記は2名いるので、書記同士の役割分担を決めました。ひとつは、役員会ごとに議事録を作成し、行事ごとの記録を残して、来年度の資料となる書記録を作る係、もうひとつは、園児を通じて各家庭へ配るプリントを作成する係。ほかの仕事は二人でこなしていくようです。配布物係は、他の役員さんとの連絡を密にとりながら進めていかねばならない仕事に対し、議事録係は、ひたすら孤独にすすめてゆく仕事・・・。ん、ひょっとして、私の天職かも。そんなわけで、議事録係を担当することとなりました。
午後は家で、役員会用の名札を作りました。もちろん孤独に。フフフ
引継ぎの日
早速今日が、旧役員さん達からの引継ぎでした。
書記のお仕事っていったい何??と、思っていたら、かなり色々な仕事があって驚きました。議事録や、配布物、資料の作成が主ですが、催しの際園内に貼る案内表示など、とにかく”字を書く”事に関しては、すべて書記が担当という感じ。ほとんどパソコンでの作業ばかりかと思っていたら、模造紙に書く仕事も結構ありそうです。模造紙なんて、小学校の学級新聞以来かも・・・。
早速役員の連絡網を作らねばならないのですが、自宅の電話番号のほかに携帯の番号も記載せねばならないとのこと。でも、いただいた資料には携帯番号は記載されていない・・・ということは、役員全員に電話して携帯番号を聞き出さねばならないの????小心なワタクシにとっての最初の試練という感じです。
小心なのに・・・
小心なのに、本日、下の子供の通う幼稚園のPTA役員選出において、本部役員の”書記”などというものが当たってしまいました。
小心なのに、いいのか、本当にこんな小心者でもいいのか、そんな言葉を口に出すこともできぬほど小心なワタクシとしては、黙って引き受けるよりほかありませんでしたが、本当に大丈夫なのか・・・
そんな不安な日々を綴っていきたいと思っております。
