今日はマヤ神聖暦『道 3』(イヌ周期)
「何もしないことをする」のが好きなのです
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今日は過去記事リライトはお休みして
ちょっとご質問があったので、許可をいただきシェアしますね。
いただいたのは
>古代マヤ暦では、自分のサインに「表」や「裏」があるのですか?
という内容のご質問(ザックリ端折りすぎかな)
回答を書く前に、まずご理解いただきたいのは
マヤ文明はまだまだ未知の文明で
今も発掘研究の途中ですし、様々な仮説や検証が立てられている最中だということ。
なので、これから述べることは現時点で私が知った事実と
それを基にした私の見解です。
だから、これが唯一正しくて他が間違っている と言いたいわけでは無いのです。
とはいえ、古代から現在もマヤ地域に伝わる伝統として教えていただいたことを基に考察しているので
全く根拠のないものではない というのは自負しております。
さて、話をご質問に戻しましょう。
>古代マヤ暦では、自分のサインに「表」や「裏」があるのですか?
これに関する答えは、
その「表」「裏」の捉え方による
となるでしょうか。
いや、それじゃわかんねーよ
ってなりますよね(ゴメン…笑)
えーと、現時点の私の理解としては
自身のナワールは1つだけで、その1つのナワールが「表」にもなるし「裏」にもなる
と捉えています。
つまり、‟「表」のサインは〇〇、「裏」のサインは△△”といった具合に
異なる2つのサインが表裏のペアになる という解釈ではありません。
(そもそも、マヤの伝統に「サインの表裏」というものはありませんしね)
何故そのような理解に至ったか といえば
ここ数年お世話になっている教授(マヤ地域で長年フィールドワークを重ねられ、実際に多くのシャーマンと共に長い時間過ごされてきた方)に
・マヤの伝統には(少なくともグアテマラの伝統には)“13違いのペア”は無い
・何より大切なのは、自分自身のナワール
と教えていただいて、それに大いに納得したからです。
ここからまたちょっと横道に逸れますが
マヤ文明やマヤの伝統の根幹は「二元論」そして「調和」です。
この「二元論」と「調和」は全てに通じていて
例えば、1つのナワールの中にもポジティブなエネルギーとネガティブなエネルギーがあるとされます。(二元論)
その2つの異なるエネルギーがうまく調和した時に、そのナワールの素晴らしい力が発揮されるのですね。
つまり、1つのナワールの中に存在する2つの異なるエネルギーが「表」となり「裏」となる ということです。
もちろん、「表」が良くて「裏」が悪いものというわけではありません。
あるナワールには、「創造」のエネルギーと「破壊」のエネルギーがあります。
正反対のエネルギーのようですし、一見すると「創造」が良くて「破壊」が悪いようにも思えますが
「創造」のための「破壊」であったり(新しく創造するために既存を破壊する等)
「創造」が上手く行くための「破壊」であったり(間違った創造を破壊する等)
と、どちらも必要で大切なエネルギーです。
この2つのエネルギーを上手に「調和」させることで、そのナワールが活きてくるわけなんですね。
ね?
マヤの根幹の「二元論」や「調和」が見えてくるでしょう?
というわけで、最初の回答
その「表」「裏」の捉え方による
になっちゃうのです
これでご理解いただけたかなぁ???
ご理解いただけると嬉しいなぁ
【オマケ】
私が教授に質問して教えていただいた中に
・10違いのペアはある
というのがありました。
このことから、10違いのペア=対面という概念が気になって
今、検証しているわけなんですよ
【もひとつオマケ】
以前(去年かな?)記事中に書いたことを、参考までにここに引用
>私自身がかつての学びの途中で参考にした【ボルジア絵文書】は
マヤ地域だけのものと言うよりは、メソアメリカの先住民が残した絵文書なので
そこには既に様々な地域のエッセンス(って言っていいのか?w)が入っています。
*‟マヤの絵文書”と言われるものは、
「ドレスデン絵文書」「パリ絵文書」「マドリッド絵文書」「グロリア絵文書」の4つ。
この地名は、発見場所や所蔵されている博物館の地名に由来します。