(2014年7月9日に書いたものです)

 

中村勘九郎さんと七之助さんのご兄弟が
三度目の「平成中村座NY公演」をスタートされ、盛況のようですね!
こういうニュースを見ると、日本人として嬉しくなります。

「平成中村座」といえば、亡くなった勘三郎さんが始められたもの。
斬新なアイディアをたくさんお持ちだった勘三郎さんのおかげで
歌舞伎を身近なものに感じられた方も多かったと思います。

以前も一度取り上げたのですが
勘三郎さんと勘九郎・七之助兄弟の関係性をもう一度紐解いてみますね。



故中村勘三郎さんは、Kin257『赤い地球』と『黄色い星』 銀河の音は『10』
中村勘九郎さんは、Kin21『赤い龍』と『白い魔法使い』 銀河の音は『8』
中村七之助さんは、Kin65『赤い蛇』と『赤い空歩く人』 銀河の音は『13』

勘三郎さんの名跡を継がれるであろうご長男の勘九郎さんは
実はお父さまとマヤ暦(マヤメソッド)的な関係性がありません

対する中村七之助さんは、勘三郎さんとは『赤い空歩く人』と『黄色い星』の神秘キン
勘九郎さんとは『赤い蛇』と『白い魔法使い』の類似キン

そして、七之助さんの持つ『赤い蛇』は
勘三郎さんにとっても勘九郎さんにとってもガイドキンになっているんです。


ですから、この父子の関係性の場合
キーマンになるのは七之助さんだった…というわけですね。


こういう代々継承していくような家系の場合
後を継ぐのは関係性のある子供 と言われます。

ただし、カラーをガラッと変えたい時は
関係性のないお子さんが後を継いだりするんですよね。


例えて言えば、何代も続いているお蕎麦屋さんなどで
つゆの味を変えたくないのなら関係性のある子供に後を継がせた方がよく
少し味を変えて今の時代に合わせていこうと思うのなら関係性のない子供に継がせる

…みたいな感じ。
イメージわきますか?(笑)


では、中村勘三郎という名跡はカラーが変わってしまうの? といえば
そこはそうでもなさそう!(笑)

と、言うのも
17代目の中村勘三郎さん(勘九郎さんのお祖父さま)が

Kin167『青い手』と『赤い地球』 銀河の音が『11』なのですが

勘九郎さんとは『青い手』と『白い魔法使い』の神秘キンの関係性になるんです。


ということは、勘九郎さんはお祖父さまタイプの勘三郎さんになっていかれるのかもしれませんし
七之助さんと一緒に歌舞伎界にいる限り
お父さまの遺志もしっかり継いで、斬新なカラーも存続させていくのかも。


勘九郎さん・七之助さんご兄弟のさらなる活躍を期待したいですね。