右肩下がりの順境② | チカ治療室 鍼灸 フィジレボ 整体

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(前回の続きです)
20代の時、行き先を決めない一人旅をしていたときのことでしたが。

「今日の宿とらなくちゃ・・・」と考えながら、
チューリッヒの公衆トイレで手を洗っていると・・・

いきなり、後ろから「ドーン!」と、背中をどつかれました。

「チカ!」

びっくりして振り向くと、私をどついた人は、スコットランドで知り合った友達でした。

その人はその人で、まったく別に旅行をしていたのです。

スイスに来ることなんてしりません。

それが、このひろい世界のなかで、よりによって、
公衆トイレで!
それもスイスの!
バッタリと!
出逢おうとは!

その人に会ったおかげで、その日はその人の友達の家に
泊めてもらうことができました。

流れに任せて、でも、意図を持って行動していると、
こういう面白い偶然に、しばしば出会います。

スコットランドには半年ほど滞在していましたが、お祭りやパーティーがあると、
楽隊がやってきて、ケルト民謡を奏でていたものでした。

だから、私は、ケルト民謡の調べが大好きで、聴くと、
荒涼とした田舎の風景、丘や、平原、羊たち、
静けさ、そのときの気持などがよみがえり、
ものすごく懐かしい気持に包まれます。

治療室でも、よく流しています。

さて、先日、大多喜町のベジタブルガーデンに、
治療室用のエアフレッシュナーを買いに行くと、
アイリッシュの笛とハープののコンサートのチラシをみつけました。
これは!きっと私の大好きな音楽だ、「行かねば!」と思ったのでした。

しかし、うっかりコンサート当日まで予約できず、
でも、なんだかあきらめきれない。

情報を探し出すと、ベジタブルガーデンのランチタイムにも、
無料演奏があるとのこと、
駆けつけて聴くことができ、すっかり魅了されてしまいました。

そして、主催者にもお会いできたので、
当日夜のメインのコンサート予約も取り付けることができました。

こちらの方々です。
守安功 雅子さん

コンサートは、鴨川のカフェカルトーラというこじんまりとしたカフェで、
最前列、真正面の席を確保。

はじまりに、笛の調子を調整するために、
守安さんが、ひょいと吹かれたメロディーに、私の心は震えました。

スコットランドに滞在していた時から、もう、20数年。
スコットランド人にプレゼントしてもらった、
地元音楽のカセットテープがありました。

その曲は、その中にあったものでした。

題名はわかりませんが、
20数年、私の頭のなかで、
延々と、流れていたメロディーだったんです。

つづく