この脚をご覧ください。
左の脚
右の脚
膝の痛みで通われているNさん(73歳女性）です。
さて、どちらの脚が痛んでいる方か、おわかりになりますか？
左脚です。
右と左、もういちどよくご覧ください。写真でおわかりになりますでしょうか。
鍼灸治療を続けていくうちに、
左脚が、右脚よりキレイになってしまいました。
Nさんも、
そしてNさんのご家族も(ご家族に見せびらかしたそうで）、
私も、驚いています。
Nさんが最初にいらしたときの脚の手触りは、
たとえてみると・・・
何度も使われてしぼみかけたゴム風船状態。
その中に、脂肪や、スジや、血管が、
ぶっつぶっつ、と、
「ダマ状」になって入っている・・・という感触でした。
ボコボコとした静脈瘤がたくさんあり、
細絡と呼びますが、赤くニョロニョロっとした血管が
あちこちにみられました。
これは東洋医学では、オ血。(血流の滞り）と判断します。
数年前に大きな交通事故にあい、血栓ができてしまったこともあったようです。
膝の改善を目的に治療を行ってきたのですが、
続けていくうちに左足だけ、
にょろにょろ血管が見られなくなり、静脈瘤も、平らになってしまいました。
そして今は、左右で、手触りと、色が、
「同じ人間の脚か！？」と思うくらい違うのです。
右足はグレーがかった色をしており、しぼんだ風船状態、
ご本人いわく「死んだ脚みたい。」
治療した左のほうは、赤味がさし、
ぶっつぶっつとしたダマはもう触れず、
ボンという弾力があり、なめらかな手触り。
脂肪や筋肉自体の、質が変わってしまったように思えるのです。
むくみにくくなり、靴下のゴムの跡もつきにくくなりました。
すごいものですねえ、鍼って・・・
美容鍼灸も巷では人気ですが、
鍼で、血流がよくなると
老廃物が排除され、局所に栄養が行き渡るから
キレイなるのはわかりますが、
弾力や、肌の若さまでが違ってきているようです。
しかし、ちょいちょいっとハリを打てばこうなるの？、というと、
そうではありませんので念のため。
なんとしてもよくなりたい！、
他のことを差し置いてでも治療に取り組む、
Nさんはそんな姿勢で、
本当に熱心に治療に取り組まれ、
ここ2か月で25回通われました。
そして膝が楽になるとともに、
このような美脚になるというオマケもついてきたわけです。
その熱意に応え、私も全精力を傾けて治療させていただいています。
まだ、状態は完全ではありません。
来年の3月、趣味の踊りを再開できるように！
その目標を実現させるために全力です！！！
肝心のNさんの膝についてですが、それは次回。
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