最近、1ヶ月ほど前に、漸く初めてヴェイパーフライを購入した。

今までの私のブログの文面からすると、人によっは、私はアンチ厚底の薄底シューズ信奉者に見えたかもしれない。

が、そんなことはない。

私自身は、普通に、良い物、話題になっている物が好きな一般的なランナーである、つもりだ。

好き好んで硬いソールで脚の痛みに堪えるのが好きな修行僧では無い。

ただ、ヴェイパーを買ったのが、最近になってしまったのには、理由がある。

それは簡単で、去年まではトレーニングで出来ていないことが多すぎて、ヴェイパーを買う以外で改善できる伸び代が余りにも多すぎた、ということである。

要は、「最強シューズを買う前に、少しは真面目に練習しろ。話しはそれからだ」と自分に対して感じていた、ということだった。

それに、去年まではフルマラソンを走るつもりはなかったので、「ヴェイパー？まだ要らねー」と思っていたのである。

フルマラソンを走るということは、そのフルマラソンに向けて、少なくとも3～4か月間、ある程度は一生懸命練習を積む必要がある。

そうでないと、安全に楽しく納得出来るタイムでは走り切れないからである。

ちなみに、頑張らずにファンランなら練習量少なくてもいいじゃん！、というのは、私からすると、楽しそうに思えない。

私も、少ない練習量でファンランをしようとしようとしたことがあったが、キツくてキツくてどうしようもない目にあった、という記憶しかないからである。

マラソンというのは、ある程度しっかり練習を積んだ上で、快調なペースで走り切った方が、楽で楽しいのである。

さて、ある程度しっかり練習を積んだ上でフルマラソンを走るとなれば、せっかくだから、シューズも1番良いものを履きたい、と思うことになる。

ということで、漸く、ヴェイパーが欲しくなったのだった。

まあ、去年までは、「ハーフまでしか走らないのに、3万円するヴェイパー？お金がもったいない」と思っていた、ということである。

ちなみに、去年、フルマラソンを走らなかったのも、あまりに走力が落ちすぎていて、距離を踏んでも自分自身が納得出来るタイムで走り切れる様になる自信がなかったからだった。

ハーフである程度のタイムが出て、やっとその気になったのだった。

さて、そんなこんなで購入したヴェイパーだが、手に取ってみると「とにかく、軽いなあ！」というのが第一印象だった。

厚底というのは、ボリュームを感じさせる語感があるが、ヴェイパーの場合は、スマートで無駄が無く、研ぎ澄まされている感じがする。

そして、足入れ。

フィット感は、「これなら走れる！」と感覚的にわかる感じがして、とても良い。

履いて立ち上がり、歩いてみる。

確かに、話に聞いていた通り、柔らかい。

ちなみに、店頭にてヴェイパーを試し履きした時に、対抗馬としてメタスピードスカイも店員さんから勧められて履いた。

メタスピードスカイは柔らかいがしっかりしていて沈まないが、ヴェイパーは沈む感じだった。

で、走ってみた感想。

最初に走ってみたのは↓の4kmのビルドアップ走。

感覚的には、キロ4分ちょっとのスピードは楽に出せるが、キロ4を切ろうとしても、何故か切れない、という感じだった。

ラスト1kmは、無理矢理スピードを出してキロ4を切った感じだった。

次に走ったのは、↓の300m×6。

100m20秒のペースを簡単に出せたので、安心した。

4／8に4km走った時は、スピードが出しづらい様に感じたが、この日はスピードが出しやすい様に感じた。

シューズの特性というより、自分の体調の問題かな。

次は、10kmのロードレース。

この日は、最初の1kmはいいペースで走れたが、その後はペースが4分15秒前後に落ちた。

とはいえ、その後はペースを維持して走れたのは、ヴェイパーのおかげだったのだろうか？

ヴェイパーを履いて走ったのは、今の所、この3回のみである。

履きこなせるように、少しずつ、慣らして行きたい。

ヴェイパーフライ購入！ ※少し訂正