48作品あります。
今のところ11作品目まで観ました。
凄い。
面白い。
面白過ぎる。
数年前に山田洋次監督を好きになり、「あーこの人って男はつらいよの監督やんなぁ、やっぱおもしろいんだろなぁ、いつか観るんだろうなぁ」と漠然と思っていました。
そして数か月前、26歳になって初めて記念すべき第1作をまともに観ました。
こんなにも面白いとは思いませんでした。
出演者の主要キャラは、みんな個性に溢れてます。
寅さんのキャラクターは本当に凄いです。
あほだし馬鹿だし不細工だしカッコつけるの下手だしすぐ怒って喧嘩っ早くなるし仕事もしてないしそのくせ偉そうだし口も悪いし
正直現実世界にこんな人いたらまじ鬱陶しくて嫌いになるでしょう。
でも寅さんの持ち前の明るくて、コメディチックで、情に深くて、とても優しいキャラクターによって「男はつらいよ」の主人公の寅さんがいかに世に愛され、この主人公のおかげで商業的な大成功を収めた理由がよく分かります
自分の寅さんの印象は、「単純過ぎて奥の深い人間」です。
矛盾した感じですけどそう思うんです。
あと、こち亀の両さんはやっぱり寅さんの影響なんだなと分かりました。
寅さんの妹、伯父さんや叔母さん、妹の夫、隣の印刷工場の社長もみんな最高に良い。
しっかりと主人公の尻をもちあげている。
シリーズごとに登場するマドンナ達よりも妹のさくらの方が個人的に魅力的。
今まで観てきた映画の登場人物で結婚したい度№1にランクインされました。
しかしこの監督は女の描き方が上手い。
あくまで男目線でのうえですけど。
良い女、悪い女も上手く描けてる(殆ど良い女ばかり描いてますけど)。
寅さんの醜態を家族が必死にフォローする様は、観ている自分が寅さん一家の一員になった感覚になります。
映画というのは人生において答えになるような作品は稀なものだと思っていますが、この作品は、家族を通して、寅さんを通して、映画を通して、幸せである事のいくつかの答えを教えてくれています。
幸せってなんなん?って思ってる人には是非観て欲しい作品です。
小さい頃、正月に親戚の家に行った時「男はつらいよ」が録画ビデオで流れ
「なんや古くっさいしおじんおばんのしょうもないやりとりなんか観たないしぃ、正月特番観させて欲しいわ」みたいな感じで子供ながらに思ってました。
こんなに良い映画だとは思いませんでした。