０１．達成欲
達成欲という資質は、あなたの原動力をうまく説明してくれる。
達成欲には、「常に何かを成し遂げている必要がある」という特徴がある。
あなたには、毎日がゼロからのスタートのように感じられる。
あなたは自分に満足するために、一日が終わるまでに、
何か具体的なことを成し遂げなければならない。
そして、あなたにとって、毎日とは、平日も休日もすべてをふくめた一日を意味する。
どんなに今日は休もうと思っていたとしても、
何も達成することなく、その日が過ぎてしまうと、
あなたにはわずかにでも満たされない思いが残るだろう。
あなたの中には炎が燃えている。
それが次から次へと、あなたを行動に駆り立てて、達成させていく。
ひとつ何かを成し遂げると、その炎は一瞬静まるが、
またすぐに燃え出して、次の目標へ、また次の目標へと、あなたを前進させ続ける。
達成に対するあなたの絶え間ない欲求は、必ずしも理論に適っていないかもしれない。
方向すら、定まっていないかもしれない。しかし、常にあなたについて回る。
達成欲の旺盛なあなたは、このわずかに満たされない気持ちと、
うまく付き合っていけるようにしなければならない。この気持ちには、利点があるからだ。
長い時間、燃え尽きることなく働くために必要なエネルギーを、あなたに与えてくれる。
新しい仕事や難しい仕事に取りかかるとき、いつでも頼ることができる起爆剤なのだ。
これがエネルギーの源となり、あなたは職場のペースメイカーとなって、
生産性のレベルを上げる。これが、あなたを動かし続ける資質だ。
達成欲を持つ とある人の人生
「やるべきことがまだ残っている状態では、夜も眠れません。
それが仕事でも、家事でも、遊びでもです。
自分の目標を毎日達成する必要があります。
課題を時間通りに完了して、同僚よりも もっと働かなければという思いに駆られます。
家でも何かを片づけることが好きで、
いつも２～３個、何かやることがある承兌にしています。
達成欲の資質のおかげで、絶えず やるべき項目を片づけるように努めているため、 毎日 最大限のことをやり遂げることができます。
しかし、この達成欲をうまく扱う必要があると思っています。
明らかに、私は多くのことをやります。かなり生産性も高いと思っています。
やると決めたことを、きちんとやることは気分も良いです。
しかし、時に限度を超えることがあります。
多くのことを急いで片づけたいために、やるべきことを増やしすぎることがあります。
すべてがすぐに片づかないと、気分が悪くなります。
しかし、私を動かし続けるのは、時間内にできる限り、
多くのことを達成したいという気持ちです。
達成欲の資質を誇りに思っています。
それが私を駆り立てるのは事実で、自分のために活用しています。
職場や生活で私と関わる人達は、何かをやり遂げるうえで、
私が頼りになることを知っています。
目標を達成したときほど、気持ちの良いものはありません。
多分、次の目標に移ることをのぞいては。」