息子自身はどう思っているのか?![]()
私が周囲の人に「この子ちょっと足が悪くて」という説明をするのを聞いて育っているせいもあり、何よりずっとリハビリなど治療に通っているのですから、自分の足には何かあるという認識は小さい頃からあったと思います。
ただ、普段の生活は出来ていること、生まれつきこの身体なので、健常な人に比べて何が不自由とか辛いという感覚はわからないというのが正直なところだと思います。
リハビリの先生に「この子がみんなと同じことが出来ていたとしたら、人より努力していると思ってあげてください」と言われたことがあります。
息子は頑張って、他の子より体力を使いながら動いていて、疲れやすいようです。
小学校に入ると、周りの子もチラホラ気付くようになり、子供たちは素直なので直接的な言葉で伝えてきたり、体育時など特別扱いのように見える待遇にずるい!と言われてしまうこともありました。
本人の意思を確認してから、あらかじめクラスメイトには担任の先生より説明してもらうという場面も増えました。
そんな時、S君のママ(看護師さんでS君は病気で手術した経験あり)が、こんな言葉をかけてくれました。
「息子がね、〇〇君はすごいんだぜ!ぼく、足が悪いんだ、だから上手く出来ないこともあるんだってみんなの前で説明したんだぜ!俺だったらそんなことみんなの前で絶対言えないよ!アイツすごいよ!と言っていたのよ」と。
正直、涙が出そうになりました。
息子は息子の社会の中で、自分のことを説明して、みんなに迷惑がかかることも感じて、一生懸命上手くやっていこうとしている。。
私はいつも申し訳ない気持ちでいっぱいなのに、息子自身は明るく、なぜこんな足で生まれたのか、私を責めたり何かを問われたことは一度もありません。
それは福祉医療センターのようなところで、同じようにもしくは自分以上に通院してリハビリして頑張っているお友達を沢山見ているからなのか、そのおかげで出会えた医療従事者の方たちに沢山の愛情ある言葉をかけられ救われていることもあるからなのか、息子は沢山のことを学んでいるのだと思います。
そして私は母親として私なりに息子に
ごめんねと同時に、ママはどうしてもあなたに会いたかった。足が悪いのは誰のせいでもないの。これからどんなに辛いことがあっても、ママは出来る精一杯であなたをサポートしていく。生まれてきてくれて本当にありがとう🌸
と伝えてきました。
9歳の息子はまだそんなに自分の身体のことで深刻に悩んだり、気にしたりする様子はありません。
でもこれから思春期に入り、きっと他者との違いに大きなコンプレックスを感じて悩むこともあるかもしれません。
恋だってするでしょう。上手くいかない時、自分の足が悪いからだと苦しむかもしれません。
健康な身体に生まれた自分自身だって、腕にある小さなシミや、足にある傷一つにクヨクヨ悩んだ時があったぐらいです。
これから自我が確立し始める息子のいろんな気持ちや苦しみを想像する時、本当に代わってやりたいと何度思ったことかわかりません。何度自分を責めたかわかりません。
でも私はもう息子に謝るのはやめようと思います🍀
私は息子に会いたかった。
どんな壁にぶつかっても、何を言われても、どんなことがあっても、人生をかけて絶対に息子を支え続ける。
「ぼく、足が悪いんだ」と一生懸命説明し、強く生きている息子を前に、頼りなく泣いている母親ではいけないのです。
息子のこれからを、将来を、一緒に時間をかけて考えて行きたいと思っています💐