手術から6日経ち、動物病院から電話
病理検査の結果が伝えられる。
『悪性黒色腫(メラノーマ)』
やはり…そうだったんだ。
悲しいやら悔しいやら怒りやらなんでよ…。
翌日、術後1週間検診で受診
会陰ヘルニアの術後は順調
まさか悪性黒色腫とは思っていなかった先生、まずは肺転移していないかを検査(悪性黒色腫は肺転移しやすい病気です)
幸いなことに今のところ転移はない。
犬の悪性黒色腫は口腔内や爪床に出来ることが多く、全身に転移(主に肺)して予後不良の病気。皮膚に出来ることは少なくイボと間違われやすい。報告されている症例も少ない。
アロンは3人の先生にみてもらいましたが、
『皮膚との境界が明瞭で悪いものじゃなさそうですね。イボだと思います。手術のついでに取れば良い。』と言われていました。
今回、イボの前提で手術したため大きさも深さもマージンを十分に取れていない。
悪性黒色腫自体はギリギリ全部取り切れているが、微細な癌細胞は残っている可能性があり再発(再発した場合は悪性度が増す)や転移のリスクがある。
なんでもっと早い段階で細胞診の検査をお願いしなかったんだろう…手術する前にわかっていれば…と後悔。
再発や転移を防ぐために化学療法の提案。
いわゆる抗癌剤を静脈から投与すること。
化学療法の怖いところは副作用。
一番心配なのは骨髄抑制。好中球(白血球)や血小板の減少から敗血症になれば命の危険に陥る。
そして消化器毒性。嘔気や嘔吐、食思不振、下痢など。
こうして化学療法の話を聞き1週間後の抜糸(術後2週間)で再診のため、化学療法については検討することに。
病院帰りに公園へ寄ってアロンと散歩
気持ちの整理はつかないし、アロンにとってどうすることが良いのか…わからないけれど。
白鳥とアロンと筑波山に気持ちほっこりをもらいました
アロちゃん、まだまだもっともっと一緒にいたいのよ、私。