「東京トイボックス」 週刊モーニング連載 作:うめ
業績不振のゲーム製作会社「スタジオG3」と
その再生を命じられた「ゲームを知らない」女性。
スタジオG3の社長を勤めるのは、「ゲームにすべてをかけた男」。
熱い魂でゲームをつくり続けるが、
納期は延ばす、上とはもめる、社長としては動かない、で
会社はとうに悲鳴をあげている。
そんな彼らの繰り広げる熱いゲームクリエイトストーリー。
先週に引き続き、東京トイボックスをとりあげてみる。
今週号も相変わらずいい感じ。
来週も面白かったら、カテゴリわけて独立させよう(笑)。
今週号で、作品の元ネタがだいぶくっきり見えてきた。
国内版はさほど売れず、海外版で再起を狙う。
その上で、海外版発売に際して
販売元が商標権の取得に動き始める。
取材元がAquireであることから考えても、
これの元ネタは「天誅」シリーズだな。
登場する画面デザインも似ているし。
作中では、国内販売数43,000本のゲームをもって、
海外で50万を狙う、というきびしい状況になっているけど、
この数字も、「天誅」の出した実績を見ると、
荒唐無稽なものではなくなる(*1)。
よしんば達成できても、
リアリティを損なわない書き方ができるセンだと思う。
そうすると、このあとの展開もちょっとみえてくるが……。
まあ、それはそれで面白そうだから問題ないか。
達成できたらできたで、星乃がそれでどうするのかが
ドラマの目玉になるだろうし、
失敗するなら、その元となった太陽の苦悩や葛藤が
ポイントになってくるだろう。
どちらにしても、
美味しいシチュエーションが待ってそう。期待大。
……そこであっさり打ち切りにはなりませんように……。
今週もアンケートを出しておこう……。
単行本マダー(゚Д゚≡゚д゚) ?
(*1)「立体忍者活劇 天誅」。日本国内で25万本、移植版は全世界で140万本。