この間、台湾のネットで「どうして日本住宅はトイレ(廁所)が一箇所しかないの?」という記事を拝見したことがありますが、そのおかげで、日本と台湾の「トイレ文化」がずいぶん違うことを気づきましたね。
まずは、この「トイレ」についてですが、
言葉だけ見れば、
日本語の「トイレ」=台湾の「廁所」や「洗手間」。
日本語の「お風呂」や「浴室」=台湾の「衛浴」や「浴室」。
日本語の「洗面台」=台湾の「洗手台」。
日本語の「脱衣所」なら.......台湾ではありません。
でも、
実は台湾では、3点ユニットが主流なので、
「廁所(トイレ)」=「洗手間」=「衛浴」、「浴室」=「3点ユニット」という感じで使っています。
ということで、
お手を洗いますが、「廁所(トイレ)へ行ってきます」って伝える人は、います。
トイレへ行きたいですが、「浴室はどこ?」って聞く人も、います。
そして、夜に、「トイレへ行ってきます」って言って姿が消えた人は、お風呂あがりの状態で再登場するのもあるあるです。
それは、トイレの後、ついでにシャワーを浴びたからです。
トイレ、洗面台と浴室が別々に配置すれば、トイレへ行く人、お手を洗う人、お風呂に入る人はお互いに邪魔しないのですが、3点ユニットなら、1人に独占されてしまいますよね。
ということで、台湾人は住宅の「トイレ(3点ユニット)の数」を重視しています。
築40年以上の住宅は、アパートでも一戸建てでも、3点ユニットを二箇所設置するのがほとんどですが、近年になると、
ワンルーム、2LDKのアパート→1箇所
3LDKと4LDKのアパート→2箇所
一戸建て→3~5箇所
我が家の場合では、元の家は3箇所、今は4箇所。
1階のトイレは、来客用&犬用。
2階のトイレは2箇所なので、寝室のトイレを主に使っていますが、もう一つのトイレは予備用。
3階のトイレは両親や知り合いが家に泊まる時に使わせますが、わが夫婦は人を家に泊めるのが苦手なので、特別な用事がないと家に泊まっていいよって誘いませんが。
そして、コロナ禍の間に、多いトイレを持っているおかげで、隔離されても生活には支障があまりなかったので、助かりました。