一晩中冷戦していた二匹の一匹狼たちは、ツーリングの最高の相棒なので、バイクに乗るとすぐにワイワイと喋り始めました。
今回のツーリングのテーマは、北へまっすぐ向かって、日帰り旅行をするなら、どれくらいの距離を進むことができるかということでした。
12時に出発して、80㎞走行して15時に雲林縣飛沙村という場所に到着しました。(途中に1時間くらいの食事をしましたが)
そろそろ帰ろうって、そこから別の道で帰る途中の嘉義縣では「蒜頭郷」という場所があります。
そう。
「蒜頭」はニンニクなので、「ニンニクの村」という意味ですよ。
そして、きれいで伝統的な屋敷を発見。
夫婦ともにお尻が痛いので、そこの春葵 書 咖啡というカフェに入りました。
コーヒーや手作りクッキーだけではなく、本もCDも売っているカフェ。
そして、和風の屋根裏があります。
窓から覗いたのは店主さんの自宅の庭です。
ここから見えませんが、「思源居」という名を付けた住宅はすごくきれいですよ。
店の方がとても親切で、コーヒーを飲みながら喋っていて楽しかったです。
「隣は古書の展覧がありますよ。」って紹介してくれたので、ちょっと見学しに行きました。
古書を拝見しながら、古書の持ち主と喋っているうちに、なんか、妙な親近感が湧いたので、ちょっと聞いてみたら......
なんと!
顔を知りませんでしたが、この黄哲永という方を知っています!
黄哲永さんの息子さんは、68刷の著書を持っている黄震南という作家ですね。
彼が書いた台湾歴史がとても面白くて、歴史に興味がなくても楽しく読んでいる人が多くて、私はファンです。
黄震南先生のフェースブック「活水來冊房」ももちろんフォローしていますね。
だから、その記事から古書をたくさん所持していて、台湾の伝統文化についてとても詳しい台湾文史専門家であるお父さんのことも知っています。
ずっとネットで拝見している人物が、なんと目の前にいて本当にうれしかったです!
黄哲永先生も息子のファンに出会ってうれしそうで、一緒にカフェにきて、小さなセミナーのように台湾語についてのことをたくさん教えてくれました。
しゃっべているうちに、「私は出版翻訳者です」って自己紹介もしたので、ずっと笑顔で会話を聞いている店の方が急に「どの出版社ですか?」「どんな作品を持っていますか?」って聞きました。
一々返答してから、向こうは「連絡先を教えてくれませんか?」ってペンと紙を出しました。
なんと!
コーヒーを入れてくれた店の方は、実は有名な出版社の編集者さんです!
台湾国内の書籍を担当していますが、翻訳部門の友達をもっているので、出版翻訳者の連絡先を聞いておいたそうです。
今日は、幸せ。
ちなみに、旦那は理科男子だけど、実は台湾語&台湾文化に対して興味を持っているので、小さなセミナーを熱心に関与してくれました。
改めて、やっぱり、旦那とは相性がいいねって痛感しました。
春葵 書 咖啡
嘉義縣六腳鄉南宮路140號
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