元の家に暮らしている時期のある日、午前からよく猫の声が聞こえて、野良猫かなぁと思いましたが、午後の16時にゴミを捨てるために出かけると、なんと、隣人の門前に必死に入ろうと頑張っている茶色のトラ猫がいます。
隣人のドアベルを鳴らして「お宅の猫ですか?」って聞いてみましたが、猫を飼っていないよと返答されました。
隣人たちとのLINEグループで聞いても、「我が家の猫よ」って答える人がいないし、もうすぐ車が多くなる時間帯になるし、まずは保護しようと思って、自宅のキャリーバッグを出してみたら、大人しく入りました。
絶対に飼い主を持っている猫だねと思いますが、マイクロチップがないのでしばらく保護しましたが、距離を保ちながらネットなどで飼い主を探しはじめました。
名も付けてあげないほど距離を保つ理由は、別れる時に悲しまないように感情を入れたくないからです。
もし、2週間探しても、飼い主が見つからないなら、飼い主探しの記事を撤回して、「三丸」という名を付けて、わが子にするつもりでした。
そして、もうすぐ2週間になるので、もう「まずはお風呂、次は3階の部屋に飼いて」などなど計画し始めた日に、隣人たちとのLINEグループにこんなメッセージが届きました。
「うちの猫です。最近は忙しくてLINEグループを見てないし、探す時間もないし......」
名も付けないで距離を保ちましたが、泣きました。
「猫がいなくなった1週間以上なのに、全然探さなかったのは何なんだよ?」って旦那の前に爆泣き。
悔しくても返しました。
その子の名前は「緑ちゃん」。
仲いい兄弟猫と一緒にガレージのかごに暮らしていますが、そのガレージは屋根がないので、雨の日になると心配。
声をかけにくい隣人なので、いつもこそこそ覗いて大丈夫かなぁと心配していましたが、ある日、ガレージのかごがなくなったことを気づいて、「きっと、室内に移動したよね。もう心配する必要がない!」ってようやくほっとしました。
そして、その隣人の妻が出産して、妻のお母さんは赤ちゃんを世話するために引っ越しをしてきました。
夫側の家族とは違って、親切なおばさんなので、すぐに仲良くなりました。
おばさんとの付き合いの中に、その家は持ち主夫婦、赤ちゃん、持ち主の両親、祖父母が暮らしていて、80代の祖父は亭主関白で、家族に対しては横暴な態度。
それはわかりますね。
そのお爺さんは、いつも自宅のゴミを遠い道端に捨てることと、共用土地を専有土地として使うことでトラブルが起こったことがあって、厄介な人物ですね。
「じゃあ、猫は?」
「お爺さんに捨てられましたよ。」
「えっ?」
「みんな出勤している昼間に、こっそりと猫を捨てるのが何回あって、そして、ある日、二匹ともに帰らなくなったのですね。」
ということで、ガレージのかごがなくなったのは、室内に移動したのではなく、猫が捨てられたのですよね?
あの日、帰宅後はやっぱり爆泣き。
もし、緑ちゃんを返さなかったら、兄弟猫が捨てられた時には、緑ちゃんの声や匂いでうちに来るかもしれませんね。
もし、心配した時には、声をかけてみれば、怖いお爺さんは「ほしいならあげるよ」って猫を私に捨てるかもしれませんね。
悔しかったので、魯丸君を飼うことを決めた時に、飼い主が後悔したよって泣いてお願いしても土下座してもお金を出しても、絶対に返さないことも決めました。
二度とこんな悔しいことに遭いたくないです。
もう悲しまないと思いましたが、今この記事を書いてる時にも少し泣いてしまいましたね。
後日談ですが、
猫を捨てたお爺さんが、横暴すぎてほかの息子の家に引っ越しをさせました。
四世帯家族→三世帯家族になりましたが、やっぱり家庭内トラブルが多発して、その家を売却して、「夫側の両親」と「夫婦+子供+妻側のお母さん」の感じで別々に暮らしているように引っ越しをしました。
そして、
売却した時期は、台南の不動産価格が高騰する直前で、利益0。