復讐するためではないし、不倫相手が嫌いだけどもっとも憎むべきなのは、家族を裏切った夫さんだし、奥さんにとって重要なのは、巻き込まれる人数を抑えて、子供と安心に暮らせるようになること。
だから、不倫相手の行動がエスカレートする前に、なるべくそちらが手を引く素材を収集しておきたいですね。
そこで、不倫相手のお父さんの連絡先を知っていても、調べ続けました。
彼女のSNSの繋がりをもとにして、人物相関図を書きながら、父方の親族を把握しましたが、どうしても母方の親族にたどり着くことができませんでした。
なぜなら、彼女のお母さんはSNSを持っていないからです。
本当は、お父さんの連絡先を知ったら、お母さんのを知らなくてもいいと思いますが、パズルの重要なピースが欠けている微妙な気持ちでした。
それに、不倫相手とその弟の職歴は違和感が強いです。
簡単に言うと、実力がまったく感じられない人が、ある日、急に一般人から偉い人になった感じです。
裏には協力してあげる人物がいると思います。
その人物がどんな方でしょう?彼女の乱暴をその人物に知られたら、どうでしょう?
でも、どうしても、その人物とお母さんについての情報が見つからないので、それを一旦置いて、男性の通話履歴の番号を調べ始めました。
不倫相手が毎日違う番号や非通知の電話がかかってきて、夫さんは絶対に出ないと奥さんと約束して、調査することを同意して履歴を提供してくれました。
すべての電話番号がネットで検索しても、情報が何もないけど、一応、LINEの友達追加窓に入力して、その中の一つが......
不倫相手とはまったく関係ない女性の名前が出ました。
間違い電話だろうと思うのが普通ですよね。
でも、覚えています。
裏の人物を探し出すために、会社の取引先の情報も見ましたが、その女性の名前を見たことがあります。
引取先の代表です。
毎日、違う電話番号でかけてくることができるのは、親しい知り合いに「スマホをちょっと使わせて!」という感じでかけたのでしょう?(日本の方から見ては不思議かもしれないけど、台湾では人のスマホを借るのが意外と簡単ですよ)
だから、もう一度、不倫相手のSNSの繋がりを調べました。
そして、
やっと、わかりましたね。
その引き取り先の代表は、不倫相手のお母さんです。
SNSを持っていないので、まったく情報が把握できなかったお母さんです。
その裏の人物って、お母さんとお母さんの兄弟です。
つまり、どう調べてもたどり着けない人物の正体と連絡先を、提供してくれましたね。
不倫相手が自分の手で提供してくれました。
「これ......ワナ?ドッキリ?」って疑ってしまうほどの、意外な展開ですよね......