台湾の都市伝説を楽しむために知っておきたいことで軍人についてのことを書いた時に思い出したのですが.........
都会に暮らしている人にとって、野菜などの食材や日用品を買う時には、どこでもある「全聯」というスーパーチェインを選ぶでしょう?
実は、「全聯福利中心」は「軍公教福利中心」でしたね。
つまり、軍人、公務員、教師しか利用できないスーパー。
今の全聯福利中心になったのは、1998年で、私が10歳だった頃なので、それについての記憶が曖昧になりましたが、「安い」、「証明書がないと入れない」というイメージが強いですから、実は今でも会員証を家に忘れた時に、「全聯を諦めよう」という気分になってしまいますね。
その時代の全聯は、政府が従業員への福利厚生なので、営業税が免除されたし、補助もあるし、商品がとても安かったそうです。
でも、徴兵以外の軍人、公務員、教師はほとんど外省人だったので、本省人たちにとって、全聯の実態を知るには難しかったですね。
幸いに、両親は誰かから証明書を借りたことがあって、私も一度入ったことがあります。
子供だったから、商品や値段などを覚えていませんが、暗い店内、シンプルな内装&コンクリートの床を覚えています。
ネットの情報によると、その時代の全聯は安い商品を提供するために、ほとんどは地下室など暗い場所にありましたが、詳しくわかりません。
1998年に民営化してから、本省人も自由に入れるようになりましたが、たぶん、証明書がないと無理というイメージが強すぎるせいかなぁ?本当に国民的なスーパーになったのは、この十年間です。
ちなみに、今の食材の値段は全聯>地方スーパー>伝統市場なので、お母さん、義母、伯母さんなどその世代の女性と食材の話について喋る時には、「全聯」で食材(特に野菜)を買うことを隠したほうが無難ですよ。
お母さんの世代にとって、「全聯で食材を購入すること=食材の品質&値段を判断することには苦手」ですから、協力しようと思って、勝手に食材を買ってくれたり、料理を作ってくれたりするので、干渉されたくない人にとって困りますね。
でも、全聯の食材は高め(中南部では、小白菜、キャベツなどごく普通な野菜は1.5~2倍)ですが、産地などの情報が詳しく表示されるし、洋食や和食の食材は地方スーパーより多いし、それなりのメリットはあります。
もちろん、観光するなら、やっぱり地方スーパー(都会は少ないですが.........)をおすすめしますよ。