【台湾フリーランス】ピンチはチャンスって、ただの綺麗事ではないかもしれません | 台南在住日記とか

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 「フルタイム翻訳者は大歓迎です。」

 

 台湾の翻訳会社、出版社の求人に応募したら、返事のメールにはきっとこの言葉がありました。

 

 今はどうなったかわかりませんが、私の20代前半の頃、フリーランスという職業はあまり普及していませんでした。

 

 フリーランス在宅ワークを自称したら、「まともな仕事に就けないの?」「ニート?」って聞かれます。笑い泣き

 

 だから、フルタイム翻訳者は少なかったです。

 

 少なかったですから、フルタイム翻訳者自称すると、目立つ存在になります。ハート

 

 フルタイム翻訳者というのは、

 

 ふんわり風船星いつでも連絡できる。勤務時間などの制限がない。

   翻訳会社に所属した頃、夜11時でも至急連絡を受けた時はよくありました。

   「明日は締め切りなのに、元の翻訳者と連絡が取れません。助けてください!」

   だいたい、こんな感じです。

 

 ふんわり風船星仕事はシンプルになる

   例えば、週に5つの仕事があります。

   パートタイム翻訳者に依頼すると、5人と交渉する必要があります。

   でも、フルタイム翻訳者なら、全部の仕事を1人に依頼することが可能です。

   だから、交渉する時間も大幅に減少します。

 

 ふんわり風船星リスクの減少

   フルタイムでもパートタイムでも、締め切り時間を守らない人がたくさんいます

   でも、毎日同じ人に依頼すると、その人は責任感があるかどうかわかります。

   その責任感のある翻訳者がいると、仕事を任せると、後は安心に成果を待つだけです。

   パートタイム翻訳者もそうですが、責任感が強いなら、安心に仕事を任せていいです。

   でも、毎日接触してませんから、その責任感を確認するには、時間が必要ですね。

 

 ということで、会社を辞めてからの一ヶ月目は収入が2千台湾ドル(およそ7300円)しかありませんでしたが、その後、翻訳会社の仕事がだんだん多くなってきて、大卒してから一年目の年収ブラック会社で仕事するより高かったです。真顔

 

 労働時間はいい会社の社員より長かったですが、ブラック会社よりはるかに短かったです。

 

 いい会社に入れなかったので、ブラック会社に入ってしまいました。

 

 ブラック会社に入ってしまいましたから、パートタイム翻訳者でいられなくて、会社を辞めて翻訳の仕事に専念するやむをえなかったですが、今振り返ると、その「やむをえない」は、フリーランスの翻訳の世界にサバイバルしたきっかけでした。