ロマンティックエロティックグロリアス -59ページ目

『作り方とか、知識はあるけどめんどいじゃん』


そりゃそうだけど・・・


考えてみれば、二人っきりだ。

どうやって生活するのかなんて、具体的なことはなんにも考えてなかった。

契約の儀の間中、ずっとふつうの生活をしていたから、驚いちゃったんだな。

ずっと、大人たちと一緒だった。私たちはお手伝いをしていればよかった。でも、これからは二人っきりなんだ。

料理することも、掃除することも、生活のすべては二人だけでしなくちゃならない。


紅の力はたしかに、便利だけど・・・


一瞬でできれば、料理することも片付けることも必要ない。

三宮にとっては、食べ物もつまるところ分子のかたまりなんだろうな・・・


『あ~食った食った』


紅は食べるのが早い。

一気に食べるからお腹がいっぱいなんだよ。


ごろん、と紅が横になった時、声が来た。


『なんですか、行儀の悪い』