ロマンティックエロティックグロリアス -23ページ目

お祭りが始まるのはお昼から。いまはまだ10時になったばかり。私とお父様は外へ出て城の外を散歩することにした。

部屋を出て階段を上り、回廊を渡ると蓮湖が見えてくる。咲宮さまのお城は隅々まで探検したけれど、松宮様のお城はあまり見たことがなかった。来ても用事が済めば帰るから。

真っ白だった咲宮様のお城に比べて、松宮様のお城は黒と緑のとても落ち着いたお城。同じ架月城なのに、ぜんぜん違うんだねってお父様に話した。

変わらないのは蓮湖の綺麗なエメラルドグリーンの輝きだねって。

外へ出ると、そこはまるで架月城じゃないみたいににぎわっていてびっくりした。

始まるのはお昼からでも、準備のひとたちはもう来ていて、品物を並べたりお料理を作ったりとてもにぎやかだった。パンフレットの中身はすっかり覚えているから、どんなお店が並んでるのかどれほど多いのか知っていたはずだけど、ひとつの町くらいの規模にすっかり驚いてしまった。