晶子は自分の部屋に戻って、ふと思い出した。
『はつ…竟様とは、姫神様の守護様だわ!』
どういうことだろう??
姫神様は、今行方がわからないと聞いている。竟様は守護の里に一人でいらっしゃるはず。その竟様がどうして子供を…
『いいえ、違うわ…』
そう、何故梅宮様の御殿に子供がいたのか?
華瑶苑の天域には主と守護の者しか住んでいないはず・・・。
天人の子供?いいえ、わたくしの知っている方々はそんなことをしない…。理由もない。
そもそも梅宮様が人嫌いでいらっしゃるはずなのだから、あり得ない――いいえ!それが違うとしたら?
梅宮様が人にお会いにならないのは、つまり来て欲しくなかった…?!
『その子供を見せたくなかった…』
梅宮様の御子?…いいえ、それもあり得ない。三宮様方や姫神様は、純潔を失うと力を失うと聞いている。
『わたくしったら…』
梅宮様の純潔などと、不埒な想像をしてしまったことに恥ずかしく思う。
『晴…』
そうだ。晴を呼ぼう。そして相談しよう。調べてくれるかも知れないし…。
