昨日発表になった2010年度のJRA賞

全9部門をまとめてみました。

・年度代表馬 ブエナビスタ
ジャパンカップでの降着があったことでやや評価が落ちるかなって思ったけれど
「2010年を代表する」という名目であればやっぱりこの馬かと。

・最優秀二歳牡馬 グランプリボス
朝日杯フューチュリティステークス勝ち=最優秀二歳牡馬って図式なのでこれは順当。
この馬は短距離路線を進むそうなので、クラシックではダノンバラード、ウインバリアシオン、サダムパテックあたりが話題になるのかな。

・最優秀二歳牝馬 レーヴディソール
285票で満票。これは文句なし。
アクシデントがなければ今年の桜花賞、オークスでも十分勝負になるはず。

・最優秀三歳牡馬 ヴィクトワールピサ
ダービー馬はエイシンフラッシュだったがダービーのあとの成績がよくなく
皐月賞と有馬記念を勝ったヴィクトワールピサが受賞。これも順当かな。

・最優秀三歳牝馬 アパパネ
牝馬三冠馬。まぁ三冠馬なんで当然かと。

・最優秀四歳以上牡馬 ナカヤマフェスタ
宝塚記念で優勝、フォア賞と凱旋門賞で2着、ジャパンカップでの大敗が気になるところだが
この部門で対抗できるのはジャガーメイルとキンシャサノキセキくらいで相手が薄い印象。

・最優秀四歳以上牝馬 ブエナビスタ
これはコメントするほどでもない。

・最優秀短距離馬 キンシャサノキセキ
マイルチャンピオンシップ以外では連を外さず、堅実な競馬が評価されての受賞。
そのマイルCSを勝ったエーシンフォワードは成績にややムラがあったイメージ

・最優秀ダートホース エスポワールシチー
2010年は中央競馬で1度しか出走がなかったため、評価がしにくいところ。
JCダートを勝ったトランセンド、地方回り大好きスマートファルコンにも票が少し入ってた。

・最優秀障害馬 バシケーン
暮れの中山大障害を勝っての受賞。高橋義博調教師が断髪式を敢行し、違った意味でも話題に。
次点はコウエイトライ。JG1に出走しないとやっぱりインパクトがやや薄いのかなぁ。

・JRA賞最多勝利新人騎手 高倉稜騎手
昨年受賞した松山弘平騎手の36勝を上回る、37勝での受賞。
フェアプレー賞とのダブル受賞。どちらも30勝以上が規定。
この「30勝」ってのは、ジョッキーの腕を測る上でのいいラインなのかもしれない。

(おまけ)
・最優秀アラブ 該当なし
1995年まであったJRAのアラブ部門。
地方競馬込みで選定すると 夏に引退してしまったけれど福山競馬のバクシンオー。
「アラブ最後の怪物」

・最優秀父内国産馬 ショウワモダン
当然ここもブエナビスタなんだろうけど、
エアジハード産駒というやや地味目な血統で春の短距離路線を賑わせた功績で。

長々となってしまったけれど、それぞれの部門は、

・自分が馬券を当てた
・直接競馬場へ観に行った
・贔屓の馬や騎手 
・レースそのものの印象  等で
選定が変わってくるのは当然だと思います。
地方競馬だけの縛りで選定するのもいいかもしれませんね。