「マックス・ウェーバー」

この名前を聞いてすぐに「あ!」って気がつく人がどのくらいいるのでしょう?

競馬が好きな人には短期免許でやってきたどっかの騎手?とか
F1が好きな人には新しいドライバー?とか
海外ドラマが好きな人には「こんな俳優さんいたっけか?」とか・・・

そんな認識かと思います。


今日の参議院予算委員会で仙谷由人官房長官が

「自衛隊は暴力装置だ」と発言をしました。

「暴力」という言葉のイメージから
自衛隊でがんばってる人に対して失礼だ、等いろいろな意見が駆け巡りました。

ここで「マックス・ウェーバー」の登場です。
マックス・ウェーバーさんは社会学・経済学の学者さん。
いまから90年ほど前に亡くなったドイツの方。

マックス・ウェーバー曰く

「軍隊・警察は国家権力の暴力装置である」

官房長官はおそらくこれを引用したのではないかと思います。

でも多くの人は「マックス・ウェーバー」も「暴力装置の定義」も知らないわけで
どうしても「暴力」って言葉が先行してしまいます。

官房長官が失言を認め訂正した際に「マックス・ウェーバーによる定義で」と
付け加えればよかったのですが、「官房長官が失言」というニュースが前へ前へ。。。

マスコミは「マックス・ウェーバー」について報道するのでしょうか?

(自分も今日はじめて「マックス・ウェーバー」の名をはじめて知りました。)