「お義姉さま。わたしも・・・わたしも舞踏会へ行ってみたいです!!!」
シンデレラまなちゅがそう言うと、意地悪なお義姉さまたちはこう言いました。
『あらヤダ、この子ったら何を言い出すかと思ったら・・・バカねぇ。あなたみたいなのが王子様に相手にされるわけないでしょう?おほほほほほほ』
意地悪なお義姉さまたちは、まなちゅにほうきを投げつけて『さっさと掃除をなさい、この灰かぶり』
まなちゅは悲しくて、ただ悔しくてしくしく泣きました。
(私はただ、綺麗なお洋服 素敵な髪の毛 ピカピカのガラスの靴を履いてみたかっただけなのに・・・)
涙がぽたぽたと床に落ちると、
あれ?なんということでしょう・・・目の前に魔法使いの堤が立っています。
「あ、あなたは誰なの?!」
『僕は魔法使いの堤だよ。どうして泣いているんだい?』
まなちゅは舞踏会のことを話しました。すると堤はすぐにまなちゅにこう言いました。
『まなちゅ、さあ涙を拭くんだ。今から君は舞踏会に行くんだよ』
堤はシザーケースから魔法のハサミを取り出して、呪文をときました。
『びびでばびでぶぅ』
するとまなちゅは見違えるような綺麗なお姫様に大変身。
綺麗なドレス 素敵な髪の毛 ピカピカのガラスの靴・・・
まなちゅはびっくりしました。
『さあ、このかぼちゃの馬車に乗って舞踏会へ行っておいで』
堤はかぼちゃにも魔法をかけて素敵な馬車を作りました。
「ねえ、魔法つかいさん。どうして私にこんなよくしてくださるの?」
『君はね、君の良さを自分でわかってないんだよ。君はちょっと僕が魔法をかけるだけでこんな綺麗になったんだ。その髪型、素敵だろう?』
まなちゅは自分の髪の毛をみて思わず声がでました。
「う、うそ・・・」
『びっくりだろう?これがSBC。小顔になれる魔法なんだ』
「え、えす・・・びぃ・・・しぃ・・・?!?!」
堤は優しくこたえました。
『あまり多くは語れない。ただどんな人だって君みたいに変身できるんだよ。僕の魔法でね。ほら、早く!舞踏会が終わっちゃうよ!!!』
まなちゅは急いで馬車に乗りました。
「魔法つかいさん。ほんとうにありがとう」
魔法つかいはまなちゅに手を降りました。
『君がきっといちばん綺麗だよ。自信をもってね』
「あっ!!!魔法つかいさん!これって・・・0時の鐘鳴ったら戻らなあかんやつやんな?!」
『!?!?!?!?!?(え、関西弁やん)』
堤はすこしびっくりしましたがこう言いました。
『シンデレラちゃうねん!2ヶ月くらいもつわ!!!!!』
まなちゅはくすっと笑って舞踏会へ行きました。

おしまい。
(誰の投稿かはもう察してください)
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