今日も、とても良い天気・・・ですが
山形県内コロナ感染者情報
(4月14日午前11時過ぎ発表)
大蔵村の3名は、
県内で3人目の陽性者となった
新庄市の在住者さんのご家族さんのお仕事先が大蔵村で、
そこからの三次感染等と思われ
山形市の1名は、調査中とのこと
その後、先日の山形市の方と同じ
『clubACE』の従業員とのことでした
同じclubACEの従業員さんから、
3人目の陽性者が出ているので
お店のお客さん達の中にも、
陽性の方が出て来る可能性があるのでは?
と、思いながら静観しています
ここのクラブの経営者さんは、
音信不通になった
と、言うことのようですから、
ご自身で心辺りがある方は、
家族に感染が拡がらないうち、
早めに、相談を入れて欲しいな
と、そう感じます。
陽性者が3名出た
大蔵村のクラスターは、、
新庄市のお隣なので、
その関連で陽性となる方が
これ以上、拡がらないでくれるよう
切に願います
山形県の教育委員会の発表だと
県内から、連日の陽性者が出ているため
県立学校及び市町村立の学校等は、
今後、始業式と入学式のみを済ませ、
その後は、ゴールデンウイーク明けまで
休校とすることが決まったようです。
県知事さんは
県独自の緊急事態宣言を出す事も
視野に入れているとのこと
高速道路の県内の降り口や
新幹線の停車駅等で体温測定の実施等
県外から入って来ることに対しての
対策も、検討なさっているようです
それにしても、
新規に出る感染者の周囲から
拡がることを、どう防ぐか
その辺も、過大な気がします
家族内から陽性者が出た場合
家族内で拡がってしまうと
山形県の場合、
家族に高齢者がいる家庭が多いです
そこに、重症者が出て来そうな
気がして心配
お部屋は、別に出来ても
トイレや浴室や洗面所等は、
共用なのですから
同じ家の中にいて、
高齢者を感染させないようにするのが
かなり難しい気がする
症状が無いのに、
感染させてしまうと言う点と、
プラスチックや金属に付着したウイルスが、
3日間以上、感染力を持ち続けると言う
そのことが、
感染した方から
周囲にいる人に
感染が拡がるのを
抑えることを、
難しくしてるように感じる
今回の新型コロナが
インフルエンザより
拡がり易いのは
確かに
その点だと
そう思う
ところで・・・
みなさんは、
コロナによって起きる肺炎が
よく世間で耳にする肺炎と
違うことを、ご存じでしょうか?
https://www.gurutto-mama-yokohama.com/detail/400/news/advice-3874.html
コロナウイルスによって
起きている肺炎の多くが
『間質性肺炎』のようで
https://news.goo.ne.jp/article/postseven/trend/postseven-1548812.html
罹患すれば
回復しても
後遺症が出ることがある肺炎
若い方でも
肺の線維化など
(肺が機能しなくなる)
後々、後遺症が残る可能性があるのです
更に、
治療薬として
期待されているアビガンも、
胎児に影響があったり
生殖能力に問題が起きる可能性があるなど
副作用が、出ることが分かっています。
https://toyokeizai.net/articles/-/342917?page=4
副作用が無い薬は、無いので
使用するとなれば
一定の覚悟は、必須
(特に、若い方)
出来るだけ、
外出を控えることで、
感染が拡がることを抑え
『感染しないように』
と、促されているのは、
そう言う理由からも、あるようです
言うまでも無いことですが・・・
高齢者の方で
肺炎予防ワクチンを打っている方でも
新型コロナに感染します
肺炎予防ワクチンは、
肺炎球菌による肺炎を予防するワクチンで、
https://www.haien-yobou.jp/vaccine.xhtml
コロナウイルスで起きる肺炎には
効果は無いのです
うちのじいちゃんは、
肺炎予防ワクチンを接種しているから
大丈夫とか
そう言う勘違いを
しないで下さいね
マスクの効果 と 優先されるべき配付先
本日の山形県の感染者情報
(11時半頃に発表された情報です)
また、1件出ました
最上地方からで、
先に陽性となった方から感染した模様
やっぱり、感染したと思われる時期から
発症したと分かるまで、
2週間近く経過してしまうようです
連日、休み無く感染者が出ていますが
それは、しっかり追跡されているため
と、そう感じます
追跡が必要無い日が、
早く来るよう
ただ祈ります
こんにちは
みなさん、おそらくは、
当然ご存じ と思う話ではありますが
一部には、「知らなかった」
と、そう思われる方もいらっしゃるのでは?
そう思う事柄なので
話題として、取り上げてみます
不織布で作られた医療用のサージカルマスクと
最近、世間では、アベノマスクと言われているような
いわゆる布マスクと
マスクはマスクでも
その2つには、大きな違いがある
そこは、多くの方がご存じの話ですよね?
https://news.yahoo.co.jp/byline/katoatsushi/20200402-00171127/
布マスク(アベノマスク)は、
マスクをしている人の飛沫が、
飛び散って、周囲の人や物に付着することを
防止する目的として使用されるマスク
不織布で作られたマスクは、
医療用を目的として作られており
患者の咳など、周囲に散らばった汚染物質を
医療従事者が、吸い込まないよう
医療従事者を守るために作られたマスクです
医療従事者用に販売する場合には、
どのくらい吸い込まないかを、レベルで数値化され
販売されてたりします
https://med.saraya.com/kansen/ppe/kikakukijun/mask.html
https://med.saraya.com/products/ppe/51115.html
https://med.saraya.com/products/ppe/50095.html
布マスクと不織布のマスクには
このように違いがあるのです
https://news.yahoo.co.jp/byline/katoatsushi/20200402-00171127/
不織布のサージカルマスクは、
医療従事者を守る目的で作られたマスクな訳
さて、
そこで、ニュースなどの映像を見ていて
多くの方々が、気になったのが・・・
危険性が高くなり、一番必要とされる医療現場で、
枯渇し手に入らなくなって来ている
と、ニュース等の話題にもなっている
にも関わらず
非常事態宣言が出され、
人が減った街中を
パトロールしていた警察官が
『N95マスク』と呼ばれるような高機能のマスクを
屋外のパトロールで、
はめていたのです
https://togetter.com/li/1492379
警視庁の警察官の使用する物は、
都の経費から出ているはずと思います
小池知事さぁ~ん
まずは、
それを、
すぐに、
不足している医療現場に回すべき
でしょ?
画像を見てそう思いました
私がそう思ったように
同じことを感じた方は
数多くいたようです
https://togetter.com/li/1492379
医療従事者が感染してしまうこと、
そのことこそ、
医療崩壊を招く一番の原因ではないですか?
まずは、医療従事者を一番に守らないと!
感染者が1名出れば
その周囲の医療従事者が
濃厚接触者になって
動けなくなる医療従事者が
30人とk40人とか
激増してしまいます
その点、警察官が働いていた屋外は、
屋内と違って、常に空気が流れ動いているため
エアロゾルの浮遊も少ないです
コロナウイルス対策としては
パトロールをする警察官は
レベルの低い不織布マスクや
それこそ、
布マスクだって良いのでは?
優先順位の高い医療従事者に
必要とされる高機能マスクが
行き渡るよう
強く願います。
・・・ってことで、
今、国内の業者さん達が、
必死になって作っていると言う
サージカルマスクは、
出来るだけ、
医療従事者に優先して行くよう
配慮する
こう言う時こそ、
知事さん達の力で
どうにか・・・、
出来ないのでしょうか?
今は、非常事態
みんなが、
少しずつ我慢している時
十分な量が確保されるまでの間、
歌舞伎町で、外出自粛要請を、
促すお仕事をされる警察官さんには、
レベルの低いサージカルマスクか
もしくは、
アベノマスクで・・・
しのいで貰えないかなぁ~
そう感じました
まぁ、
小池知事さんのことですから
きっと、もちろん、もう、
対処なさっておられますかね
・・・もちろん
こう言う配布先も、
不要でしょうし
(お気持ちを受け止めて下さった高須さんには、笑えた)
さて、次に
布マスクの話も少し・・・
布マスクは、自分が飛沫をまき散らすのは防げても
エアロゾルの吸い込みは、防止出来ないです
(布マスクの布目の大きさは、ウイルスの大きさよりかなり大きいはずです)
ただ、今の現状は、
自分が感染者で無い
それすら分からないので、
飛沫をまき散らさないためには、効果があります。
そして、何より効果があるのは、
布であれ、不織布であれ
マスクをしていると
手で、口や鼻に触れることを防げます
布マスクでも、
そこには、大変効果あると思います
金属やプラスチックに付着したコロナウイルスは、
3日間感染する能力を持ち続ける
と言う研究結果も出されています
そのことから、
感染者の飛沫等で汚染された箇所に
触れたことを知らず、
その手で、そのまま口や目に触れてしまう
そのことが、感染源になっている
そう言う可能性も、高そうです
このように『手』が、
大きな感染源になることから
こまめな手洗いが
推奨されているのですが
ウイルスが通り抜ける布マスクでも、
『触れないようにする』目的からは、
非常に役立っているのです
実は、人間って、知らず知らずのうちに
口や目に手がいってるんですよね
最近
布マスクを手作りするお母さん達が増え
100円均一などに、
布が見当たらなくなったなぁー
と感じています
お母さんの手作りの
愛情がこもったマスクをしている子ども達をみると
ママ達の愛情が見え、
自然と笑みが出ちゃう
お子さんと一緒に過ごす時間が出来たからと
ケーキやクッキーを一緒に作ったり
親に時間的な余裕が増えたため
手の込んだおかずを作る日が増えたり
核家族の家庭でも、
親が子どもと一緒に過ごす時間が
増えているのを見聞きすることが増え
コロナウイルスの思わぬ効果かしら?
そんな気がしているこの頃
無い無いと言う話しか
聞こえて来ない
使い捨てマスクですが
都内でも、
ラッキーな買える方は、買える
そう言うことね
https://ameblo.jp/to9moko/entry-12589034443.html?adxarea=KWJV1
山形県内も同じで
地方に来ても・・・
無いものは無いです
買うつもりじゃ無いけど
買い物に出る度
売り場は、目に入りますが
コロナの話が出始めてから
マスクが売ってるの
見たことない
今、うちにあるのは、
実父が亡くなる前頃
SARSが流行っていて
父に面会に行く目的のため
何箱か買っておいた
あれから・・・もう、何年よ(笑)
(犬の保護活動とかもしてない頃の話)
捨てなかったから、
箱に入ったまましまってあった
多少、ゴムが劣化してたけど
使い捨てだから、使える
ダイソーの100円の中国製のも
しまってあった中に、数袋あった
1袋20枚入り・・・だった
今思えば
ずいぶん安かったのよね(爆)
使用期限が切れたような
マスクもアルコール消毒薬も
(アルコールアレルギーあるけど)
無いよりは、すごくマシ
きっと、亡き父からの贈り物・・・よね
(そう思って、しまってあった
古いマスクの伸びたゴムを
短く詰めたりしつつ
大切に使ってます)
そして・・・
蛇足
こんな感じで
シェルティ柄・・・のヤツとか
フリマの支援品の販売用に
作ってみようか・・・
とか
相談&思案中
(デザイン画を書いて下さった春香ちゃん預かり先の娘さん
そして、試作品を作ってみてくれたAママさん
ご協力、ありがとうございます。)
お母さん達の愛情布マスク制作のため
手頃な価格で手に入るような布が
減ってるのが、
ちょい痛い(笑)
ノアロコママさんのブログで
素敵な手作りマスクを見て
シェルティ柄のマスクを作ったら
売れそうかも・・・
とかって思ったけど
出来上がった頃に
終息してたら
笑い話になっちゃうから
無難な品物にしとく方が良いかしら?
ただ、マスクだと
もはや、ゴム紐とかも
手に入れるのが大変そうだしな・・・
家にあるの見てみたら
あるにはあった
けど・・・
そう、この目的のために
一巻き買って、ほぼ残ってた
白いゴム紐にしておけば良かったわぁ
留具は、白を買ってるのに
なぜか、黒いゴム紐だったよ
とても良いお天気でもったい無い・・・ですが
こんにちは
みなさま、その後体調には、お変わりございませんか?
日々の健康観察をしっかり行って、
怪しい症状があった場合には、
同居家族とも距離を置くなどし、
細心の注意を払うようにしましょう。
さて・・・
昨日からの、山形県内の感染状況です
昨日(4月11日)発表分
https://www.pref.yamagata.jp/ou/bosai/020072/kochibou/coronavirus/pdf/33reime.pdf
新たに1名の陽性が確認されましたのでお知らせします。
検査数73件 陽性1件(退院基準による検査2件を除く)
50代男性(米沢市在住:第24例関連)
陰性70件
そして・・・、
本日(4月12日)の昼前に発表された分
新たに5名の陽性が確認されましたのでお知らせします。
検査数59件 陽性5件
60代男性(中山町在住:関連を調査中)
50代男性(上山市在住:第10例関連)
50代女性(米沢市在住:第16例関連)
50代女性(大蔵村在住:第5,9例関連)
20代女性(山形市在住)
陰性54件
連日、出てしまって
あっと言う間に、陽性者数が、
30名を超え、40名に近づいてしまいましたね
多くの場合は、
先に陽性と分かった方の周辺からのようで、
先に陽性が分かった方が、陽性と出た後から、
症状が出るまで、10日近く経過して
陽性と分かった方もいるようです。
やはり、
周辺から陽性の方が出た場合は、
その周囲の方は、
最低2週間は、出来るだけ外出せず、
体調観察を実施して貰う
そう言う必要性がありそうかもね
こうして、周辺の方の発症が追えているうちは、
感染が拡がらずに、済んでいると言うことで
まだ、良いのでしょうね
どこから感染したかが
分からない方が増えて来ると
次第に、追うのが難しくなってしまうのでしょう
話変わりますが・・・
新型コロナウイルスが、
陽性となった方の周囲の人に
感染させているのは、
この↓ため じゃないのかねぇ・・・
『プラスチックやステンレスなどの上では
3日間感染力を保つ』
飛沫は、もちろん原因でしょうけど・・・
陽性の方が触れた箇所に
2日経ってから触っても
うつってしまう可能性があるって言うのだから
知らずに触ってしまって、
感染してる場合
結構 ありそう
今はただ、
一日でも早く、
自由に屋外に出掛けられるような
平温な毎日に戻ることを願って
今日も、忍耐と我慢
室内で過ごす生活が、
少しでも、楽しく明るく出来るよう
家族内であっても、
お互いに、相手を思いやる気持ちを
大事にしながら、
Stay Home (家にいて命を守る)
守る者が増えれば増えるほど
終わり(抑え込める時期)は、
早くなります。
守れない者が多いと、
抑え込むまで、長く掛かります
長くなる方が、
結果的には、
経済的な損失も増え
人間側のストレスも
過大になります
短期集中型で行くには、
今は、それぞれが可能な限り
人との接触を減らすしか
方法が無いのです
みんなで 工夫しながら
頑張りましょう
早くいつもの日常に戻したい
そう思う方は
Stay Home (家にいて命を守る)
三浦知良さん やっぱり凄い方 ですね
10日の日経新聞
もしくは、
昨夜のニュース 見ました?
三浦知良さんのHPにも載っていましたが
日経新聞のコラム記事
三浦知良さん・・・
やっぱり
凄い人だなぁー
これ読んだら
スッ と受け入れられちゃう
格好良い って言葉は
こう言う人のためにあるんだな
って感じた
自粛生活が続き、
引き籠もっていると
誰だって、次第に、
そんな毎日に飽きて来る
でも、自分一人じゃ無い
コロナから、打ち勝つ
そのときを目指し
みんな 頑張ってる
出来る限りの我慢は継続しつつ
日本のみんなのことを信じて
それぞれが頑張る
それしかないよね
『日本だから出来た』
そう言われる日は
きっと来る
そう信じたいな
http://www.kazu-miura.com/column/detail/?article=301
----- 以下、上のリンク先より -----
“サッカー人として” 2020年04月10日(金)掲載
“サッカー人として”
2020年04月10日(金)掲載
クラブハウスが閉鎖され、グラウンドは使えず、利用していたジムも1カ月近く休止している。自分で所有している器具で最低限の運動をする日々が続く。
自分が新型コロナウイルスにかかることも、他へうつすこともあってはならない――。プロスポーツ選手は誰でも、そんな大きな責任とプレッシャーと隣り合わせの生活を送っていると思う。クラブに、対戦相手に、試合開催に。自らが及ぼす影響が大きすぎる。
屋外を走りたくなっても、感染するかもと控えてしまう。ほんの3分ほどでもいったん家の外に出たら、何に触れていなくても手をゴシゴシと洗う癖がついてしまった。うちの息子たちは街で遊びたい年ごろだけど、家族にも同レベルの緊張をしいてもらっている。
「え、行くの?」。ある同僚は奥さんにとがめられつつ練習へ出ていた。4月初旬、1カ月先にリーグが再開する予定の一方で、感染への危機感が増していた時期のことだ。一部屋に40人近くが集まるミーティングのさなか、僕も声を上げた。「緊急事態宣言も出そうなときに、こうして集まって、練習していていいの?」。選手の大半が同じ思いだったという。自らをリスクにさらしてでも、命や社会機能を守るべく奮闘する方々がいる。休みたくても、休めない人がいる。でも選手は、そうじゃない。
いつ電話しても満席だったなじみの繁盛店は、店の維持さえ難しい状況に追い込まれた。我慢は、先が見えてこそ我慢できるもの。娯楽や明るい話題も楽しめず、それどころでない人々がたくさんいる。そんな状況で、僕らが「何か希望を」などとはいえない。
すべての行動が制限されるわけでない緊急事態宣言は「緩い」という声がある。でもそれは、日本人の力を信じているからだと僕は信じたい。きつく強制しなくても、一人ひとりのモラルで動いてくれると信頼されたのだと受け止めたい。
戦争や災害で苦しいとき、隣の人へ手を差し伸べ助け合ってきた。暴動ではなく協調があった。日本にはそんな例がたくさんある。世界でも有数の生真面目さ、規律の高さ。それをサッカーの代表でも日常のピッチでもみてきた。僕らは自分たちの力をもう少し信じていい。日本人はこういうとき、「やれるんだ」と。
「都市封鎖をしなくたって、被害を小さく食い止められた。やはり日本人は素晴らしい」。そう記憶されるように。力を発揮するなら今、そうとらえて僕はできることをする。ロックダウンでなく「セルフ・ロックダウン」でいくよ。
自分たちを信じる。僕たちのモラル、秩序と連帯、日本のアイデンティティーで乗り切ってみせる。そんな見本を示せたらいいね。
4月10日の日経新聞のコラム欄に
掲載されてるそう
コロナと戦うためにも、多くの方に読んで欲しい
全国民に必要なお話だと思われますので、転載させて戴きます。
神奈川県医師会長 菊岡正和さんより
「神奈川県医師会から神奈川県民のみなさまへ」
と、公開された内容のようでしたが、
これは、日本国内全ての方々に読んで欲しい
そう感じましたので、転載させて頂きます。
----- 以下、転載 ------
◆侮らないで◆
連日の報道で、親も子供もストレスで大変ですとマスコミが取り上げています。だから、ストレス発散のために、外出したいという気持ちもわかります。爆発的な感染拡大に若い人たちに危機感はないのは当然かもしれません。若い人は感染しても比較的軽症ですむとの報道があるからです。しかし現実は違います。若い人でも、重症化して一定数以上は死亡するのです。現実を見つめてください。
もし、自分の知り合いの人がコロナ感染症で亡くなられたらきっと哀しいはずです。そして、亡くなった人にうつしたあなたが、入院せずに軽度ですんでも本当に喜べるでしょうか。
不用意に動き回るということは、その可能性を増やしてしまうことなのです。今は我慢する時なのだということを、ぜひ理解してください。出来るだけ冷静に、そして自分を大切に、そして周囲の人を大切に考えてください。
◆ごまかされないで◆
この新しい未知のウイルスに、本当の専門家がいません。本当は誰もわからないのです。過去の類似のウイルスの経験のみですべてを語ろうとする危うさがあります。
そして専門家でもないコメンテーターが、まるでエンターテインメントのように同じような主張を繰り返しているテレビ報道があります。
視聴者の不安に寄り添うコメンテーターは、聞いていても視聴者の心情に心地よく響くものです。不安や苛立ちかが多い時こそ、慎重に考えてください。
実際の診療現場の実情に即した意見かどうかがとても重要です。正しい考えが、市民や県民に反映されないと不安だけが広まってしまいます。危機感だけあおり、感情的に的外れのお話を展開しているその時に、国籍を持たず、国境を持たないウイルスは密やかに感染を拡大しているのです。
第一線で活躍している医師は、現場対応に追われてテレビに出ている時間はありません。
出演している医療関係者も長時間メディアに出てくる時間があれば、出来るだけ早く第一線の医療現場に戻ってきて、今現場で戦っている医療従事者と一緒に奮闘すべきだろうと思います。
◆PCR検査の本当◆
医療関係者は、もうすでに感染のストレスの中で連日戦っています。その中で、PCR検査を何が何でも数多くするべきだという人がいます。しかしながら、新型コロナウイルスの PCR 検査の感度は高くて 70%程度です。
つまり、30%以上の人は感染しているのに「陰性」と判定され、「偽陰性」となります。検査をすり抜けた感染者が必ずいることを、決して忘れないでください。
さっさとドライブスルー方式の検査をすればよいという人がいます。その手技の途中で、手袋や保護服を一つひとつ交換しているのでしょうか。もし複数の患者さんへ対応すると、二次感染の可能性も考えなければなりません。
正確で次の検査の人に二次感染の危険性が及ばないようにするには、一人の患者さんの検査が終わったら、すべてのマスク・ゴーグル・保護服などを、検査した本人も慎重に外側を触れないように脱いで、破棄処分しなければなりません。
マスク・保護服など必須装備が絶対的に不足する中、どうすればよいのでしょうか。次の患者さんに感染させないようにするために、消毒や交換のため、30 分以上 1 時間近く必要となります。
テレビなどのメディアに登場する人は、本当のPCR検査の実情を知っているのでしょうか。そして、専門家という人は実際にやったことがあるのでしょうか。
◆胸部レントゲン検査やCT検査の困難◆
胸部レントゲン検査や CT 検査を、もっと積極的にしないのは怠慢だという人がいます。
もし、疑われるとした患者さんを撮影したとすると、次の別の患者さんを検査する予定となっても、その人が二次感染しないように、部屋全体を換気するとともに装置をアルコール消毒しなければなりません。
その作業は 30 分以上、1 時間近く必要となります。
アルコールが不足する中、どうすればいいのでしょうか。メディアなどで主張する専門家やコメンテーターは、そのようなことを考えたことがあるでしょうか。
◆医療機関の現状◆
今後感染のスピードが上がると、重症例も当然増えてきます。もし何百人もの感染者が同時に出れば、その人たちを病院で治療しなければいけません。
医療機関のベッドは、またたく間に埋まってしまいます。
それでも心筋梗塞や脳梗塞やがんなどの患者さんに対しては、いつものように対応しなければなりません。
今までと同じように医療は維持しなければならないのです。
軽症の人は、自宅や宿泊施設に移って静養や療養してもらい、少しでも新型コロナ感染症の人のために、病院のベッドを空けるなどの素早い行動が必要です。
そして、新型コロナ感染者の治療が終わり、社会復帰しても良いというときこそ、素早くPCR検査をやって確認し、ベッドを開けなければなりませ
ん。
そのためにも、少しでも時間が必要なのです。医療機関に時間をください。
コロナ感染者の増加を、少しでも緩やかなカーブにしなければ、医療は崩壊します。
◆医療機関への偏見や差別◆
皆さんは、咳をしたり、熱が出ていたりする人が近くにいたら、きっと嫌な顔をして、文句を言うか、離れていくことでしょう。
今この時も医療関係者は、コロナ感染の恐怖の中で戦っています。
戦っている医療機関の医師や看護師や事務職員にも、子供や孫、そして親はいます。
その愛する人たちに、うつすかもしれないという恐怖の内で、医療職という使命の中で戦っています。
そして自分の子供が、バイキンと言われ、いじめにあうかもしれないという、悲しみとも戦っています。
市中の診療所ならば、医師自身が罹ったら、当然一定期間休診にするばかりでなく、診療所のすべてのスタッフやその家族の心配もしなければなりません。
そして、自分の家族そのものに危害が及ぶことになります。
実際に病院の中で重症の患者さんの治療を毎日繰り返し繰り返し治療にあたり、家に帰っても人工呼吸器の音が耳から離れず、懸命にしている立ち向かっている医師や看護師の人たちのことを想像してください。
そんな恐怖といら立ちと、そしてストレスの毎日の中で生活しています。
わかってください。知ってください。理解してください。
感染が拡大すれば、誰もが感染者になります。
そのとき、偏見や差別を受けたらどんな思いをするのか、一人ひとりが賢明に考えて、不確かな情報に惑わされて、人を決して傷つけないように、正しい情報に基づいた冷静な行動をするようにしてほしいのです。
まして、地域の医療機関の活動が差別意識で妨げられるようなことは、決してあってはならないことでしょう。
◆一緒に戦いましょう◆
もう少し、もう少し我慢して下さい。
四週間、何か月いや一年以上になるかもしれません。
病と闘って生きていたいと、つらい治療と闘っている患者さんもいます。
生きていることだけでも幸せなのだと、ぜひ、ぜひ思ってください。
安易に外出して、密集、密閉、密接のところには絶対行かないでください。
あなたの行動が、新しい患者さんを作ってしまうかもしれません。
お願いします。
私たち医療従事者も、ストレスや恐怖に我慢して戦っています。
お願いします。
皆さんはぜひ、我慢と闘って、我慢してください。戦いは、長くてつらいかもしれませんが、みんなで手を取り合っていきましょう。
神奈川県医師会長 菊岡正和
https://kanagawa-med.or.jp/images/about_coronavirus.pdf