帰り道……
3人で帰っていると
前からおじさんがチャリで来た、
つばさは避けた……
おぎゃんも避けた……
俺も避けようとした、
でも、おじさんは俺のすごく近くを横切ったんだ……
おじさんが後ろを通ったとき
何かが引っ張られる気がした……
気づいたらおじさんと俺は
派手に転んでいた………
俺はすぐ2人を見た。
目に焼き付いてるのは……
その時の
おぎゃんとつばさの顔。
「えっ、何やってんの?」って顔。
俺は体の痛みを確かめた。
「よし、体は痛くない!!!」
「ん?でも何かが痛いな……」
「なんだろう……」
俺は考えた……
答えはすぐに出た。
「体が痛いんじゃない!!俺のやった事自体が痛い事なんだ!!!!」
俺は恥ずかしさを隠すために
無理して笑った……
でも、今になって気づいた…
「その笑いも痛かった。」
そういえば
いつもバカにしてくるつばさも
あんまり言わなかった。
多分、痛すぎて何も言えなかったんだろう…
その後……
何事もなかったかのように
帰りはじめた……
おぎゃんと別れ、
つばさと一服しながら
大学について話した
楽しみですごくワクワクした。
でも、俺の心にあったのは
ワクワクだけではなかった。
そう……
転んだ事への恥ずかしさだ……
俺はニヤケるのを
必死で堪えていた。
そしてつばさとの別れが訪れた……
「じゃあな~」
「じゃあ、また明日~」
俺は何かが解放された気がした……
だから俺は思いっきりやってやったんだ…
えっ?何をって?
決まってるじゃん…
一人で思いっきりニヤケてやったんだよ!!
転んだ事を思い出しては
ニヤケた!!!
そして、ニヤケにニヤケ
もうニヤケ尽くしたとこで
家に着いた。
俺はご飯を食べた。
親父が何か読んでいた……
なんだろう……
俺は確かめてみた……
あいつはONE PIECEを1~10巻まで買っていたんだ。
俺は再びニヤケた。
完。

